2023.4.9 深川開運出世稲荷

①成田山出世稲荷を勧請したもの。

②旧本堂 1863年(文久2年)の建立の本堂を移築

=成田山東京別院深川不動尊=

創建 1703年(元禄16年)

本尊 不動明王

宗派 真言宗智山派

札所 関東三十六不動(20番)

深川不動尊は、成田山新勝寺の東京別院です。

江戸時代のはじめ、歌舞伎役者の市川團十郎が不動明王が登場する芝居を打ったことなどにより、成田山の不動明王を拝観したいという気運が江戸っ子たちの間で高まりました。これを受けて、1703年(元禄16年)に1回目の成田不動の「出開帳(秘仏特別公開)」が富岡八幡宮の別当である永代寺で開かれました。これが深川不動堂の始まりです。永代寺は明治維新後の神仏分離令で廃寺となり、旧境内は深川公園となりましたが、不動尊信仰はやむことがなく、1878年(明治11年)に現在の場所に成田不動の分霊を祀り「深川不動堂」として存続することが東京府により認められました。

1881年(明治14年)に本堂が完成しましたが、関東大震災・東京大空襲の2度にわたって焼失しましたが、本尊は役僧たちが命懸けで運び出したことで焼失を免れました。1896年(明治29年)に永代寺は門前にあった塔頭の吉祥院が再興され名跡を継ぎました。地名の「門前仲町」は「永代寺の門前町」と言う意味です。

本堂は東京大空襲で焼失したことから、千葉県印西市の龍腹寺の堂(1863年の建立)を移築して本堂としたもので、1950年(昭和25年)に移築されました。

成田山 東京別院 深川不動堂 | 深川不動堂とは (fukagawafudou.gr.jp)

③手水舎