2023.4.1

④資福寺跡

置賜地方は、伊達家8代伊達宗遠以降、7代にわたり高畑城を中心に施政が行われ、15代伊達晴宗の時に米沢城に移り、伊達政宗が岩出山、仙台に移るまで210年間置賜地方を統治してきました。

資福寺は、鎌倉時代の弘安年間(1278年-1287年)に長井時秀によって米沢近郊の夏刈(山形県高畠町夏茂)に建立され、学問の中心として関東十刹の1つに挙げられることもある有力寺院でした。1385年(至徳2年)に8代長井道広が伊達氏に滅ぼされた後も、伊達氏の保護を受け、伊達政宗が1591年(天正19年)に岩出山、1600年(慶長5年)に仙台に移封となるのに合わせて資福寺も移転していきました。

資福寺跡には4基の墓石がありますが、伊達政宗夫婦、父輝宗と殉死した重臣遠藤基信の墓です。

敷地は現在も伊達家の所有となっています。

⑤遠藤基信の墓

⑥伊達輝宗の墓

⑦伊達政宗の墓

⑨夏刈六面幢