2023.3.19

=周光山源長寺=

創建 1618年(元和4年)

開山 円誉不残

開基 伊奈忠治

本尊 阿弥陀如来

宗派 浄土宗

源長寺は、1618年(元和4年)に旗本の伊奈忠治が開基しました。伊奈忠治は代官頭を務め、赤山を所領としていました。弟の日誉源貞のつてで、父忠次の菩提寺の勝願寺より円誉不残を招聘して、廃寺を再興する形で源長寺を創建しました。

2代目住職の日誉源貞は寺運の伸展と興隆に努め、寄進を受けた50石の寺領の外に寺域を整え、江戸時代の初期から中期にかけて武蔵国では高い格式を誇る寺として、近隣に数ヶ寺の末寺を擁していました。

代々伊奈氏の菩提寺となっていましたが、伊奈忠尊の時代にお家騒動が勃発し、伊奈家が改易となった後は寺運は衰微してしまいました。後ろ盾を失った源長寺は大伽藍を維持することが困難となり、明治時代から戦後にかけても縮小を余儀なくされ、残された土地は1ヘクタールのみとなりました。

ご挨拶 | 浄土宗 周光山 勝林院 源長寺 (genchouji.org)