2023.3.16

=横浜情報文化センター(旧:横浜商工奨励館)=

竣工 1929年(昭和4年)

設計 横浜市建築課

施工 岩崎金太郎

横浜商工奨励館は、1923年(大正12年)の関東大震災で廃墟と化した横浜の復興事業として、1929年(昭和4年)に竣工し、産業の振興と貿易の発展を目的としていました。1階と2階には貿易産品の商品陳列場、3階は各種組合事務所、4階には横浜商工会議所の事務所が入っていました。戦時中は軍事高揚目的に利用され、戦後はGHQに横浜税関庁舎が接収されたことから、この建物で税関業務を行った時期がありました。1975年(昭和50年)に横浜商工会議所が移転すると長らく空きビルの状態が続きましたが、高層棟を増築と耐震工事を行い、2000年(平成12年)に日本新聞博物館と放送ライブラリーを中心とした複合施設「横浜情報文化センター」として生まれ変わりました。

【歴史的建造物アーカイブ】旧横浜商工奨励館(横浜情報文化センター) - THE YOKOHAMA STANDARD

㉔3階の貴賓室 火曜日から日曜日の10時から16時30分まで一般公開されています。