2022.12.30 山門

②扁額

④博多壁

⑤本堂

=石城山妙楽禅寺=

創建 1316年(正和5年)

開山 月堂禅師

本尊 釈迦如来

宗派 臨済宗大徳寺派

妙楽寺は、武士の帰依により禅宗が大いに勃興した鎌倉時代の1316年(正和5年)に、月堂禅師が当時の海外貿易の門戸であった博多北浜に庵を建立したことに始まります。当時、博多は元、明、朝鮮との交易が多く、歴代住持の多くが中国へ渡航しました。

開山した月堂禅師は、1285年(弘安8年)に大宰府に生まれ、幼いころより観世音寺に出家し、その後も崇福寺の大応国師の門をたたき、禅法の奥義を体得しました。月堂禅師は、1327年(嘉暦2年)に京都洛西の龍翔寺に入りましたが、病気のため妙楽寺に戻り、1336年(延元元年)に大宰府の崇福寺に入りました。師の法徳を慕う人々はその帰郷を喜び、1346年(貞和2年)に北浜の妙楽寺に堂塔伽藍を完備し、「石城山妙楽円満禅寺」の額を掲げました。

戦国時代末期の天文・永禄の戦乱に巻き込まれ、1586年(天正14年)に島津氏の兵が博多に侵入し、火を放つと博多市街とともに伽藍が全滅してしまいましたが、1600年(慶長5年)に黒田長政が藩主となると、現在地に寺領を寄進し再建しました。しかし、太平洋戦争時に米軍の大空襲により博多市街とともに本堂や庫裏を全焼しました。

妙楽寺:歴史 | 妙楽寺|臨済宗大徳寺派 [福岡市博多区御供所町] (hakata-myorakuji.com)

⑥鐘楼

⑦庫裏