福島の原発が最悪の状況に陥っているようですね。東電の対応はいったいどうなっているのでしょう。毎度、処置に成功したといった後に実はうまくいっていないということが発表されていますが、真実を隠しているのでしょうか。もう、彼らの言うことには全く信用できません。
 
本日の株式市場は予想はしていたとはいえ、やはり大暴落となってしまい、あっさりと1万円の壁を大きく下回ってしまいました。9時のマーケットオープンにもかかわらず大半の銘柄で値段がつかない状況。こんなの初めて見ました。
私は9時55分から三井化学の板を見ていましたが、一瞬別な銘柄と間違ったのかと思いました。板の数値が180円。100円のマイナスです。その後板は戻って行きましたが、他でもこんなんだったらもう終わったとすら思いました。
日経平均は633円安でリーマンショック以来の大幅下落で当然全面安と思いきや、震災の復興期待からか建設などは大幅な値上がりを見せていました。とは言いつつ、ほぼ全セクターが大幅なマイナスとなりました。
セクター別騰落率は、建設セクターが33業種中唯一のプラスとなったほかは全面安。下落率の小さいものとしては金属製品、医薬、鉱業、食品、ガラス・土石など非常食のための食品や、復興関連の医薬、ガラスが上位にありました。一方で下落率上位は保険、石油・石炭、その他金融、電気・ガス、証券などで、保険は災害による保険金支払いの増大が予測されており、石油関連も製油所の爆発などが嫌気されたのでしょう。電気・ガスは東電の原発関連の不祥事や東北でほとんど電力やガスが止まってしまっているためだと思います。
ハンセンはプラスで引けたんですね。前場は大幅な下落だったのですが。
 
[3/14(月) 大引け]
更新 : 11/03/14 16:00
今年最大の下げ幅、日経平均633円安に200日線割れ
14日後場の日経平均株価は前週末比633円安の9,620円。TOPIXは同68ポイント安の846ポイント。騰落銘柄数は値上がり103、値下がり1,571、変わらず3銘柄。日経平均株価は今年最大の下げ幅となった。終値ベースで昨年11月9日以来の9,700円割れとなり、200日移動平均線を大きく下回った。11日に発生した東日本巨大地震による被害拡大を受け、リスク回避の動きが一段と強まり、一時、9578円65銭を付ける場面があった。復興関連銘柄を除き軒並み安となり、値下がり銘柄数は全体の9割超に達した。東証1部の出来高は48億8361万株、売買代金は2兆7738億円。市場では、「悪いニュースを素早く織り込み、時価総額は20兆円以上吹き飛んだ。経済力が失われ、危険な状態にある。全体が落ち着くまで、ヘッジ売り需要が出続ける懸念があり、先が見えない」(銀行系証券)との声が聞かれた。
 
日経平均    9,620.49(-633.94)
TOPIX              846.96(-68.55)
ジャスダック     1,176.54(-10.14)
ハンセン        23,345.88(+96.1)
円ドル                 81.8(+0.01) 21:49現在
円ユーロ           114.18(-0.01)
 
個別銘柄情報
 
コスモ(千葉県)、JX(宮城県多賀城)の製油所が爆発、未だ鎮火には至らず
コスモ石油(5007)  221円(-61)
JXHD(5020)         501円(-88)
 
福島の主力工場停止
住友ゴム(5110)     809円(-94)
 
東北新幹線・在来線ともに復旧のめど立たず
JR東(9020)        4,450円(-1,000) 売り気配、売買成り立たず
 
震災復興過程での建機需要増大か
小松製作所(6301) 2,517円(+15)
 
復興過程での住宅需要増だか
大成建設(1801)      223円(+37)
住友林業(1911)     720円(+26)
 
復興過程でセメント需要増大か
住友大阪(5232)      215円(+15)
太平洋セメ(5233)  137円(+24)
 
食料需要増大か
日清食品(2897)    2,954円(+31)
 
など、紹介したい銘柄は沢山ありますが、今回は主なものをピックアップしてみました。
こんな時に金儲けの話をするのは不謹慎かと思いますが、お金があれば絶好の買い場なんですけどね…。
 
~本日の取引~
双日(2768)   155円買い
現金がないもので小粒の株しか買えません。145円で買うべきでした。