デバイスの使い方
デバイスの使い方って知ってますか?
2000年に入るとスマホが登場することで仕事の仕方が猛烈に変わった。その後タブレット端末も登場し仕事で必要な器具が猛烈に増えることになった。特にアップルは、独自OSでデバイスを繋げているので一個アップルのデバイスを使うと全部アップルで統一するようなまでの環境になっています。
私が社会人になった1986年は、ワープロがで始めた時期で、印刷物は和文タイプで印刷していました。携帯電話もない時代でした。その当時から考えると浦島太郎のような話です。
自動車電話が登場した頃、メーカーの監査をやっている会計士が「昨日監査に行ったお客さんは、なんと時計サイズの電話の研究をしているんですよ」というと聞いていた人たちは、笑って「そんなことはありえないですよ」と話してました。
今や普通にスマートウォッチに向かって電話している人がいるのは事実ですし、私もアップルウォッチで電話をしています。
デバイスの使い方を知らないから仕事が増える
当然、デバイスが増えることで、乗り遅れるおじさんが増えています。デバイスを使えないおじさんをみて馬鹿にしている若者も本当にデバイスを使いこなしているのでしょうか?実は使ってはいるけど、使いこなしていないのではないかと思うような出来事を見かけます。
デバイスではないですが、ソフトになりますが電子メールは便利なのでほとんど全ての仕事をしている人たちは使っているのではないでしょうか?情報の伝達手段としてとっても便利なので、みんさん使っていますが、使いこなしているとは思えません。
例えば、打ち合わせや会食の後のお礼のメールはよく受け取ります。読んでいて感じるのは、「いちいち文章打ち込んでるな〜」と言うことです。「形式のお礼のメールを打つのに時間をかける意味があるのだろうか?」と感じます。
私であれば、そんな文章はテンプレートを作っておいて、名前など特定のところだけを入れ替えたら済むようにします。これが、電子メールを使いこなすとはこんなことではないでしょうか?
ちなみに、ビジネス文書は難しいものです。谷崎潤一郎は「ビジネス文書は、実は簡潔に事実を伝えないといけないので文芸的な素養が必要だ」と「文章読本」の中で語っています。
農業革命から考える
イスラエル人のハリルの「サピエンス全史」は歴史を詳細な事実ではなく歴史の大きな流れをベースに解説してある面白い本です。この中でホモサピエンスが直面した革命をいくつか紹介しています。
その中の一つが「農業革命」です。狩猟民族が農業を知ることで定住化が進み人口は増加することになります。そんな解説の中で面白いのが「便利になると仕事は増える」と言う分析です。
狩猟民族の時にはお腹が空いた時にだけ狩猟活動則ち仕事をすれば済んだ。農耕に変化すると、安定的に食料は確保できかなり便利な社会になります。しかし、農耕民族になると、仕事は増え不安というものが登場することになります。
例えば、雑草は排除しないと農作物は多く収穫することができません。なので、毎日のように耕作地に行くことが必要になります。そして、長雨が続いたり逆に雨が降らなかったりすると収穫に関して心配になります。結果不安が生まれることになると解説しています。
そうなんです、生活が便利になることは、仕事量の増加と不安を生むことになります。これって、今スマホなどでいつでも連絡がつく状態になったことで発生している仕事の増加と不安の増加に似てませんか?
デバイスの使い方がわかると仕事は減る
便利なデバイスを使うと言うことはデバイスの特性を理解して合理的な使い方を考えないと仕事が増えて不安が増幅することになります。例えば、テンプレートを作ることで仕事量は確実に減るはずです。
同じようにデバイス毎に「仕事量を減らす使い方」を考えることが一番最初に試みることではないでしょうか。この作業で「デバイスの本質」が見えることになります。そうなると仕事量を減らす方法が生まれてきます。
一度試みることをお勧めします。
リノビス工房
代表 倉元
kuramoto@wrl.jp