境界石って何?

はじめに

先日は、境界に関して法的な話をしました。結構面倒臭い話だったとは思いますが、不動産を保有するには大切なことですので、辛抱してお付き合いいただきたいのですが。

 

中古マンションを購入してリノベーションしたとします。新築と異なり築年が経ってますので管理組合ではいろんな問題の検討がなされます。その中に隣地との境界に関する決断を求められることもあります。そのとき、組合員を代表してハンコを押すことはリスクがあることではないでしょうか?

 

そんな時のために、今回は面倒でしょうが境界に関してのお話にお付き合いいただけらば将来役に立つことは保証いたします。

 

今回は境界というものを象徴する境界石に関してのお話いたします。

 

1.測量の仕方

2.境界石について

3.境界の本当の意味

 

文責  代表 倉元孝弘

 

1.測量の仕方

測量するのを街中を歩いているときにたまに見かけると思います。作業着をきたおじさんたちが紅白の棒を持って走り回り、小さな望遠鏡で覗いているが測量している風景になります。

 

かつては、巻尺などを持ってましたが、今はレーザーを飛ばしGPSでデータを管理しています。

 

測量するためには一定の基準点から距離を測り、「三角形の合同」を基準に二つの基準点を決めて残りの1点を決める作業を繰り返すことで敷地の形状を決めます。「三角測量」と言われる手法です。下の資料は三角測量に関する国土地理院のものです。

 

 

基本的に現在も「三角測量」で行なっていますが、測量の基準点がGPSで特定された点から測量するようになっていることが昔の測量方法と異なるところになります。

 

このGPSデータは、公開されています。

 

 

写真の中心に×印がありますが、この点の経度緯度が左の窓に表示されています。国土地理は国土全体の情報を地図上に落としています。この国土地理院の地図をベースに三角測量が行われるようになっています。

2.境界石について

現在は、測量するのにGPSを使った三角測量で精度の高い測量が行われるようになりました。そこで重要になってくるのが境界の基準になっているものになります。

 

測量士の協会が解説している境界の資料になります。

 

境界を明示するためにいろんな素材のものがあります。この境界明示物ー仮に境界石と言いますーをもし設置してあったとします。例えば、道路工事を行うとします。境界石があると動かす必要が出てきます。その場合は、三角形の合同をベースに敷地内の他の場所に2点ほど決めて境界石を抜きます。工事が終わると三角形の合同から元の場所を確定させて境界石を戻します。

 

しかし、この境界石が元の場所にきちんと戻せるかどうかに関して技術的な保証はできません。あるいは、地震が起こると敷地は揺れますので境界石が動かないとは言い切れません。このように境界石は物理的に動く可能性がありますので、資産管理の指標としては使いにくとになります。

 

そのため、境界に関して法務局は測量士が座標点で特定することになりました。現在、公的機関などは境界石があるために境界がもめる可能性があるため、境界石を入れないことがあります。

3.境界の本当の意味

以上のような理由で、境界石のような境界明示物は信用性の低いものになっています。

 

境界石の信用性が少なくなっています。そこで、境界確認をするということは、座標点をベースにして測られる長さで境界は確認することになります。境界として示される図面の数字の確認をし、面積や長さが異なっていない場合のみ合意して良いことになります。

 

さて、今回は境界石に関してのお話をしました、次回はこの境界をベースにした面積の考え方に関してお話いたします。

 

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今日のところはここまでで、次回をお楽しみに。

 

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