火災保険では隣地への被害は補償できない

はじめに

やっと千葉の停電も解消できそうな感じになっています、ここから本当の復興に向けての作業に取りかかれるようになるのでしょう。そんな中、救われない人達が発生している現実が報道されるようになっています。

 

法律上の不備の問題の被害の認定ですが、こちらは救済されるようになってきているみたいです。被災の基準が地震災害をベースにされているために、風の被害に対応できないようなっているようです。

 

その一番が屋根の問題で、屋根の被害は屋根の100%が被害にあって初めて半壊の認定になります。屋根の構成比が20%のため、100%の被害でないと半壊の認定は取れないのが現状の基準です。これでは、屋根の3分の1が吹っ飛んだ方は半壊の認定が受けられないので、経済的な支援を国などから受けることができないことになります。

 

流石にこれは酷いとのことで、今回は特例で救済されることになったそうで、それは良かったと言えます。

 

しかし、隣地に被害を与えた被害に関する問題は解決不可能な状態にあると思われます。

隣地への被害は保険では対応できません

火災保険は、家に関して問題が発生した時にはなんでも対応してもらえると考えがちです。しかし、保険の基本的な考え方でお伝えしたように保険は法的根拠によって支払えるものと支払えないものと決まっています。

 

火災保険は、原則自宅に発生した損害をカバーする保険です。そのため、保険対象の上限額が決まっています。家を原因に発生した損害を賠償するには「施設賠償保険」などの加入が必要ですが現実には存在していません。理由は、損害賠償保険の根拠は、不法行為による損害を賠償することにあります。

 

「不法行為」というと表現が難しいのですが、要は、なんらかの過失があって、そのために第三者に損害を与える行為を指しています。そのため、過失がない場合には賠償義務がないので、保険金は支払われないことになります。

 

そのため、今回の台風15号は想定外になりますので、賠償保険が支払われる可能性は極めて低いことになります。

そもそもが免責であるあることの現実

大型台風や地震などの自然災害を原因として第三者に損害を与えた場合の深刻な法的な問題があります。今回の台風15号は想定外の規模で被害を千葉県に与えています。何度か取り上げている市原のゴルフ練習場の支柱倒壊の問題は同じようなことが皆様に発生しないといい難いので考えてみることにします。

 

東日本震災の時にも地震を原因として発生した問題に関して訴訟が起こされています。そのうち自然災害を考える上で参考となる判例を見てみます。

 

事件の内容は、マンションの上の階の給湯器の配管が地震で外れて水浸しになったので下階の人が上階の人に損害賠償を求めてものです。

 

争点は、民法717条の「瑕疵」の認定にありました。管理保存に「瑕疵」がなければ、賠償責任は発生しません。そこで、この「瑕疵」が争われました。下階の人は、「休養きが耐用年数を超えている」ことを理由に「瑕疵」を指摘しました。

 

地裁の判断は、「耐用年数を超えているだけで保存に瑕疵があるとは言えない。マンションの他の部屋で発生したいない事故なので管理は保存は適正であった」と判断して、上階の人は損害賠償責任はないとの判決を出しています。(REITO2013 10 No.91より)

 

そうなんです、単純に耐用年数を超えているということだけで瑕疵はないと判断されるのですから、相当適当な管理をしない限りは台風などで隣地に被害を与えても損害賠償を責任がないことになります。

 

そもそもが損害賠償の責任がないため、保険会社はこの損害を賠償する保険を作ることは今後も考えにくいと思われます。もし、損害賠償を認めるような保険を作ると、地域的にどこまで被害をカバーするのかは現実的に想定できませんので、支払い保険金の上限を想定できないため、保険料はとてつもなく高額になると考えられます。

 

ということで、自然災害が原因で第三者に与えて損害の賠償の責任は発生しないと考えた方がいいと思われます。

こかじさらさんの文章にも

偶然ホリエモンのツイッターでこかじさんの文章を見つけました。自然体で自己を表現される優しい文章を書かれる方です。こかじさんは、千葉にお住いで今回の台風で自宅は問題はなかったそうですが、近所や親戚友人は多大な被害を受けたうよ腕、そのことを文章にまとめらていました。

 

読みやすく、被災者の内面に発生する葛藤を優しい文章で表現されていて面白く読み進められる作品です。「もしかしたらウチでも起こりそうな出来事だよな〜」感じながら読み進めました。

 

すると、こんなシーンの話が

 

(大停電の千葉で私を襲った、老親世代との「想像を絶するトラブル」こかじさら)

 

指摘したように、隣地の賠償の話が登場してました。しかも、悲しいことに「無責任」の方に流れる話で。

 

やはり、お隣さんとの人間関係を考えると、自然災害をベースに壊れるようなことはしたくないものです。

保険では賄えない現実の中での対応

基本的に、現在の保険制度と経済的に保険会社が損害をカバーするような保険を設計できるかなどを冷静に考えると自然災害での被害は保険では十分にカバーできないと認識すべきだと思います。

 

そこで、自然災害に対してどう考えるかについては、被害が発生しないように日頃から注意しておくことが必要だということです。そのためには、まずは自分の家がどんな状況にあるのかを点検することが必要なのではないでしょうか?

 

そして、問題があるのであれば修理する。簡単なことです。 

 

もし相談する相手がお近くにいないようでしたらご相談ください。最適な人物をご紹介いたします。

 

どちらにしても「備えあれば憂いなし」なので。

今回はこの辺で失礼いたします。

 

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