無垢材は割れません
はじめに
無垢材を使いたいというとほとんどの設計者やハウスメーカーやリノベーション業者などの関係者は、反対します。事実私が不動産会社にいた時に住宅営業をしていた頃は、同じように先輩からの指導で使うことは反対していました。
しかし、現実には無垢材を使っても問題はありません。厳しい環境である事務所での使用でも実際には割れたり反ったりしていません。使いやすく環境にいい建材になります。
なぜ私たちの事務所で使っている無垢材が割れないのかを以下ご説明していきます。
無垢材って割れるの?
無垢材が割れると指摘しているのには二つの理由があります。
一つ目はリノベーション業者や工務店の利益に関わりがあることによります。パナソニックなどの建材を使うと値引き幅で工務店などには利益が落ちるようになっています。そのため、無垢材を使うのを避ける傾向があります。
もう一つの理由が今回の話のポイントである「割れたりする」ということで使えないとの話です。私が住宅営業をしていた時に先輩は、「無垢材使った人がいるんだけど、梅雨時にフローリングが膨張してドアに引っかかるほどになり、トイレのドアが開かなくなった人がいる」との話をしていました。
事実はどうかは確認せずにその話を信用してお客様にはそのような事例をお話ししていました。しかし、本当なのだろうか?と今となっては思います。理由は、どんなに膨張してもフローリングは横方向に伸び縮みしますが上下方向に膨れることはありません。
ドアが引っかかるということは上下に膨れていることになりますが、そのような膨張は起こりません。にわかに信じがたい話です。
また施工方法から考えても上下には膨らみません。理由は、フローリングの下地にはコンパネと言われる板が張ってあります。そのコンパネにフローリングを貼りつけます。その際、木用のノリをつけて貼り、固定するために針のような釘で固定するようになっています。そのため、このノリがはがれない限り上下に膨らんでということは不可能だと言えます。
実際に何件も無垢の杉を貼ってきたので実態は詳しいつもりです。
無垢材は割れません
無垢材は、決して割れません。わかりにくいでしょうが、以下の三枚の写真は施工後3年の事務所の床を撮影したものです。わかりますか?
わかりにくいかもしれませんが、割れていません。反っている部分もありません。実は無垢材と誤差の発生しにくい使いやすい建材なんです。
なぜ、割れたり反ったりするとの話があるのでしょうか?理由は、壁天井がパナソニックなどの建材メーカーの建材での組み合わせではあるためです。パナソニックなどの建材は芯材に木を使っていても、狂いを防ぐために集成材にします。その上で、プラスティックのシートを貼って仕上げています。
表面のプラスティックのおかげで水分を吸収することはできません。室内の湿度が上昇すると無垢材だけで水分を吸収することになります。そのため、膨張と収縮を過度に繰り返すようになっています。
このことが原因で無垢材が割れたりする症状が発生するのです。私たちの使用しているように壁も天井も自然素材にすると、無垢材にかかる負担が軽くなります。そのため、割れたりしないのです。
大切なことは、使い方といいますか素材の組み合わせになるのです。
唐招提寺で感じたこと
奈良の良さは、やはりそのデザインはどこからどのようにして日本にやってきたのかを想像させるようなところがあります。ホームページのブログでも本の解説をしていますが、奈良の建築物の美しさに関する思いを伝えていますので、よろしければそちらの読んでいただけるとありがたいです。
さて、タイトルの唐招提寺も美しさは言葉では表しがたいものがあります。
こちらは本堂です。エンタシスと呼ばれる柱の形状を感じることができます。和辻哲郎は「古寺巡礼」ではこの角度から見える風景が一番美しいと語っています。
こちらの回廊部分は雨に当たるよ雨になっています。しかし、この床材は暴れたりしていません。乾燥度が問題と呼ばれる話であれば「なぜ床は割れていないのか?」との疑問が起こりました。
これだけの材木を「長期間乾燥のために保管する場所が現実に存在した」のかという問題です。使われている木材の量を考えると、それは無理ではないかと考える方が自然のように思えます。
しかも、一つ一つの木材の厚みがあるので、完全に乾燥させようとすると相当の期間が必要になります。そうなると、現実的には、乾燥度は低く建材と使用していく中で自然と乾燥していったのではと考える方が自然ではないでしょうか?
木の厚さが薄い場合には膨張による効果は大きいため乾燥度はある程度必要でしょうが、そこそこの厚みになってくると乾燥度はそんなに問題がないと考えるべきではないでしょうか?
無垢材は使い方が大切
結局無垢材は割れたり、反ったりすることはほとんどありません。重要なことは、乾燥度でなく建材の組み合わせになります。呼吸する素材同士の組み合わせであれば割れたりすることはありません。
特に建築士や工務店の方が心配されるのが乾燥度の問題を指摘します。しかし、私たちの管理している事務所で使っている無垢材は一番安いものを使っています。事務所ですので傷が付くことを前提に考えているためです。
しかし、そのような建材は乾燥度が低いため割れたりすることは経験していません。そうなると乾燥度の話の信用度も低いと思われます。
どうしても無垢材を使いたいけど反対されている方は一度私たちの事務所を内見されることをお勧めいたします。床が割れていないことを実感できますから。
ご興味にある方は下記よりご連絡お待ちいいたしております。
なお、下記のバナーから弊社の情報をご確認いただければと思います。
今日のところはここまでで、次回をお楽しみに。
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