リビングを中心にデザインを考えているのに
リビングを1階か2階かで悩んでいるのに
リビングは人の集まるところなので「どこに配置」して「どのくらいの広さ」にするか?そしてリビングで「どういった生活を送る」のかを考えるのは楽しいことだと思います。
数年前に住宅雑誌で「リビングで勉強する子供は成績が上がる」といった調査結果を公表しました。結果、リビングを家の中心にするような考え方が流行しました。それまでは、「個室」である「寝室」をいかに大きく快適にするかが分譲マンションや新築戸建ての企画では重要なテーマでしたがこの記事を機会に不動産会社の商品戦略は変わっていくことになります。
「リビング」の重要性が報告されると「リビングの使い方」を意識した企画へと不動産業者は商品の内容をシフトしていきました。
こういった流れとは別に新築マンションの価格高騰から中古マンションを買って個性的な「リノベーション」を行う流れが始まりました。その結果、リビングはキッチンとの組み合わせで多くの方が意識する空間になってきました。
「注文住宅」でも同様に「リビング」のことを中心に間取りを考えるようになってきました。そこで、根本的がテーマとして出てくるのが「2階にリビング」を持っていくかです。2階をリビングにするメリットは何と言っても勾配天井にすることで広い空間を実現させることが可能だということです。
逆にデメリットで有名なものは、2階が生活の中心になるために宅急便などがきた時にいちいち階段の上り下りをしないといけないという不便さ。
そこで、デザインを考える時にリビングを1階にするか2階にするかを決めることは本当に悩むことです。初めての住宅の企画をする皆様はどうしていいかを簡単に決められるものではありません。そこで、営業の方や設計の方に相談するのですが、結論が出せるようなアドバイスをしくれない。相談することでかえってどうしようと悩まれるのではないでしょうか?
メリットとデメリットの両論のアドバイス
2階にリビングに持ってく問題は何なのか?というとの問題の本質は、建物の大きさがどうなのか?といことに行き着きます。このことを適切に説明できるかどうかに判断できるか否かの分かれ目があります。
住宅関連の営業の基本方針は、「クレーム回避」にあります。やはり形ないものを高額で販売しますから「こんなはずじゃなかった」と言われると最悪な話ですので、このような「クレーム」にならないようにするのが営業の方針になっています。
「クレーム回避」に有効な手法は「判断はお客様にしてもらう」ということです。例えば、今回のような選択に関する相談があった場合には、「2階のメリット・デメリット」と「1階のメリット・デメリット」についてきちんと説明します。
きちんと説明するのでどちらが良いのかは全く判断できないようになります。基本的にメリットとデメリットはコインの裏表です。一つの事象もメリットと取ることもできデメリットと取ることも可能です。
「2階リビングは開口部を大きくできるので明るいです。しかし、夏場は光が差し込むの暑いです。しかし、冬場はあったかいです」といった例が考えられます。これではどう判断していいかわからないはずです。
実は「クレーム回避」を考えるとこのような説明が正解になります。
ホテルオークラのコンシェルジェ
たまに福岡に行くとホテルオークラに泊まります。どこに食事に行こうかと悩むとレセプションの隣に座っておられるコンシェルジェに相談するようにしています。彼との会話はスムーズです。
「どこかオススメのお店あります?」(基本的にこんな漠然とした質問は非常識ですが)
「どのようなものがおすきですか?例えば、海鮮ものかお肉なのか?などでは?」
「そうですねこの時期ですか魚が美味しいですかね?」
「そうですね、地魚と鍋などがありますが?」
「そうどちらがいいですか?」
「この時期は、結構脂ののったお魚が上がり始めているのでお刺身系はいいですね。あと、クエなどは今だとそんなに高くないので鍋もいいかもですね」
-----これだと決められませんよ。
「で、どっちがいいかな?どっちも行きたいし」
「この時期のクエはそんなに高くないですか、もし食べたことがないのであればそちらをお勧めいたします」
「じゃ〜クエでオススメのお店を予約お願いします」
こんな感じで、コンシェルジェの方は決めるためのアドバイスをしてくれます。
基本的に「両論併記」される事象(この場合「クエ」か「地魚」の選択)はどちらも正解なんだと言えます。極端な話この場合には「クエ」を選んでも「地魚」を選んでもどちらも旨いのでどちらも正解です。甲乙つけられないから「両論併記」になるのです。なので、「両論併記」になるような事象はどちらかを推薦することが重要なのです。
決めるためには
そこで、2階にリビングにするか1階のリビングにするのかの問題に関する答えは二つあります。違いは建物の大きさです。建物が大きい場合には1階リビングで吹き抜けを作れば広さのあるリビングは作れます。しかし、建物が小さい場合には構造の関係から柱や壁を少なくするために2階のリビングが正解になります。
そのことの説明をするために「両論併記」するのでなく、上の答えに沿った形でのメリット・デメリットの資料を作る。そうすると皆様の判断はしやすくなると思います。1階を勧められても2階にするのであればそれは選択ですので問題はないことです。
大切なのは判断するための資料やデータが皆様にとっては大切なことですので。
私たちは、押し付けではなく皆様が悩まれていることに関して皆様が判断するためのい必要な情報を提供いたします。間取りの基本でお悩みでした一度ご連絡を。
さて自分たちの思いを実現するためのリノベーションや注文住宅をお考えの方はこちらにどうぞ。
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