リビングの話は広さの話なの?
リビングの畳数の話に
注文住宅で家を建ててるとなるとやはり「リビング」のあり方は重要なことだと思います。当然、中古マンションを買ってリノベーションする時も同じですが。リビングは1日のほとんどの時間を過ごす空間ですから大切な場所です。「リビング」のあり方は家のあり方を決めるものだと言えます。
リビングにオディオ器具を置きたい。リビングには好きな絵を飾りたい。などと色々と夢は広がることでしょう。
リビングに関してハウスメーカーの営業の方と話をすると「でどのくらいの広さが必要ですか?」と言われがちです。そして、想定の家族構成から「16畳くらいは必要ですね」と標準的な広さの説明がなされます。そして、建物のフレームが書いてある図面1に6畳を確保するように書き込みを始めます。最後に「こういった形での配置になります」との説明がされて終わりです。
しかし、みなさんが求めているのは「心地よい」リビングであって「数字の広さを確保した」リビングではありません。そのため違和感を感じるようになります。「心地よい」とは説明し難い概念ですので確かに説明するのは難しいのですが。
リビングの「心地よい空間」とはどんなものなのか
そこで、「リビング」に求める「心地よさ」とはなんなのか考えてみましょう。「心地よさ」というものは人によって異なるものです。極端な話だと「都会の雑踏」に触れる事で心落ち着く方もおられます。本当に人それぞれです。
そうなると皆様が考える「心地よさ」を形としてわかるもので表現するしかありません。例えば「冬でも暖かい空間」や「天井が高い空間」や「明るい空間」や「自然の風を感じられる空間」など色々あります。
どれを取ってもその人にとって「心地よい」と感じられる事なのでどれが正解とは言えません。そのため、ハウスメーカーの営業の方は答えがないために「主観的」な話ではない「客観的」な話に誘導をかけることになります。「客観的」な数字であれば確認できるためクレーム回避ができるからです。
しかし、この主観的で感覚的な「心地よさ」を皆様は求めておられるのだと思います。現実的にこの感覚的な言葉には問題があるのは事実です。それは、「心地よさ」の定義はトレードオフの関係にある定義が必ず存在するという事です。
例えば、「夏涼しく」そして「冬暖かい」空間は現実的には無理です。しかもこの二つに加えて「自然の風」を求めることはほぼ不可能です。そのため、「心地よい」を定義づけするときには必ず一つに絞ることが大切です。そのため、皆様の中で十二分の議論し、皆様の考えを整理して最後は一つの概念に絞ることは必ず行ってください。
皆様の間で一つになった「心地よい」の概念の実現は可能ですので。
「星の王子様」でも数字の話を否定している
サンテグデュベリの小説に「星の王子様」があります。小説の導入部分でサンテグデュベリは、「大人になると見えなくなるもの」の話をします。その中で参考になるのが「豪邸」の話です。子供は母親に「今日すごい家を見た」との話をします。母親は、「部屋の数は」や「広さ」などの数字の話を子供に質問をします。子供は数字などは興味がなく、単に「すごい家」だったと主張し「なぜお母さんにこのすごさが伝わないのか?」と疑問に思います。
サンテグデュベリは大人になるとなんでも合理的に考えようとするようになるて、子供のような感受性が失われて「真の価値」を見出せなくなると指摘しているのだと思います。
この話がやはりリビングの「心地よさ」を説明するときにわかりやすい話だと言えます。「心地よさ」は感受性に依存し、最終的には「心地よさ」に対して「真の価値」を見い出すの皆様の価値観だと言えます。やはりどんな無理を押しても「心地よさ」を求めることは家を建てる上で一番重要なことだと言えます。
リビングに求めるのは「心地よい」を定義する
曖昧な感覚的で主観的な言葉である「心地よさ」をいかにして客観的な言葉にしするのかを考える必要があります。
実は主観的に考えられる「心地よさ」ですが客観的にすることは簡単なことです。例えば、「冬心地よい」空間であれば気密性や暖房のシステムを考えれば済むことです。「夏心地よい」という言葉であれば、「自然な風の流れ」を重視するや、あるいは「北向きのリビング」にすれば実現することは可能です。
「天井が高い」などは数字の基準を作れば良いし、天井の高さに制限があるような地域であれば二階にリビングを設けて勾配天井にすればある程度の高さを確保することは可能です。
このように「主観的」な「心地よさ」は客観的な基準にし、デザイナーなどと議論の対象とすることは可能なんです。
今日のところはここまでで、次回をお楽しみに。
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