スッキリしない原因の一つは階段

無駄な空間を作った方がいい

現在の目黒区役所(かつての千代田生命ビル)を設計した村野藤吾はかつて「わたしは非常に階段と手摺にはやかましいのですよ」とインタビューで答えています。彼の作品である目黒区役所の階段は本当に素晴らしいもので結婚式に使っている方もいるようです。

 

住宅の設計をする時に階段はないがしろにしがちです。限られた空間で要望を全て組み入れて設計するのは大変なことなのでどうしても「無駄」を排除した機能的な空間にする必要があるからです。そのため階段の下の部分には空間ができますのでその活用を考えることになります。

 

しかし、村野藤吾のコメントではありませんが、階段とは家では結構重要な要素になっています。階段をきっかけに無駄な空間を作ると実は贅沢な空間が出来上がります。

階段を贅沢な空間にするとはトイレの位置を変えること

階段の空間を消すために行う作業が階段下に「トイレ」を持ってくることです。階段を回るようにすることで階段下に空間ができますのでその場所を「トイレ」にすることです。この場合階段の段数にもよりますがトイレの天井の一部は低くなります。

 

階段下に「トイレ」があっても二次元の図面からトイレの天井の高さを想定できる人はほとんどいません。そのために階段の下はトイレになりがちです。ではなぜ皆さんは図面から違和感を感じるのでしょうか?それはみなさんが持ってられる「センス」によるものだと言えます。

 

「こだわった」住宅を求める方は「美意識」の高い方です。例えば、「デュアルユース」のプロダクトのデザインは優れていないという意識をお持ちだからです。「階段」という空間に「トイレ」という空間を重ねた図面になっているために、本能的にデザインに問題があると感じているのだと思います。

 

やはり、階段は階段としての独立させた方がスッキリした空間になります。それは最初に紹介した村野藤吾のように考えるべきだと思います。

例えばトイレは2個ないといけないの?

階段の空間を確保したデザインを考える場合には問題が出てきます。それは「トイレ」は2個ないといけないのか?という命題です。多くの設計者は朝の同時使用の問題と夜の利用を考えた時の問題を提議します。

 

前者に関しては、特段重要でなく時間をずらせば済む問題です。後者に関してはトイレを寝室側にだけ残しておけば良いので。この手法で問題は解決します。階段の下を使わないとなるとデザインとしては遊ぶことができるようになります。

 

用途地域での制限はありますが、階段をスケルトンにすること。これは本当にスッキリした空間になります。

 

デザインの本質とは「削る」ことで。この削ることができる人に依頼すればみなさんが感じているモヤモヤを解消することができます。

 

家のデザインに不満がある方は一度ご連絡をお待ちしています。

私たちは、お客様の希望を実現するために最善のチームを組んで実行致します。家づくりで壁にぶち当たっているのであれば、まずは一度お話をお聞かせください。プロの視線で問題を分析し解決策を皆さまと一緒に考えていきますので。

 

代表取締役

倉元孝弘

 

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