アイランド型のキッチンは使いやすいはず
大手住宅設備メーカーなどのシステムキッチンはクローズドばかり
家のプランを考えるとキッチンの話が中心になります。注文住宅の打ち合わせや中古マンションを購入してリノベーションに関して打ち合わせなどをするとなると長い時間かけてキッチンの話をし、時間があればキッチンに関するショールームなどに出向かれるのではないでしょうか?
提案されるキッチンはいわゆるクローズ型のキッチンが中心になっています。もっと開放的なキチンがいいのにと思われているのではないでしょうか?なぜ大手のリクシルやパナソニックのシステムキッチンはもっと自由なデザインにできないと思われるのではないでしょうか。
でもご心配なく、自由にキッチンをデザインすることは可能です。まずは、なぜオープンキッチンが少ないという事象が起こっているのかのご説明からお話を進めていきます。
機能からキッチンを考えるとクローズドになります。
デザインのことを考えるときに二つのアプローチがあります。一つは「機能」から考える方法、もう一つは「ストーリー(物語)」から考える方法です。
「機能」から考えるとは、「その設備に何が必要か?」から考える方法です。「キッチン」というものに求められる「機能」から考えます。キッチンなので「水栓金物」「シンク」「収納」「ガステーブル」「食洗機」などの項目・機能をあげてそれを使いやす順番で収めて設計します。
この手法には「デザイン」というものは含まれません。単純な話ですが「キッチン」単体でその機能が満たされればいいとなります。このことが本質的なデザイン性の欠如の原因です。そしてこの「機能」から考えることがさらなるデザイン性の欠如を生みます。
「機能」で考えるとその設備単体で考えるようになります。周りの設備との関連性を遮断した状態で考えることになります。そのため、キッチン単体でのデザインとなり、皆さんが求めているようなリビングダイニングと一体化した開放的なキッチンにはなりにくくなります。
もう一つのアプローチ「ストーリー」から考えるアプローチだとどうなるのでしょうか?「ストーリー」とは話の流れですので「関連性」を大切にします。例えば、キッチンを皆さんが求められているような「オープン型」のアイランドでキッチンで考えます。
キッチンの周りに人が集まって食事をしながら料理を作り、ワインを楽しむ。こう言った空間を考えると、まずは「物語」である「ストーリー」があって、それに必要な機能やデザインが求められることになります。例えば「ワイン」を楽しみたいとなると「ワインセラー」はどうするのか?になります。するとキッチンにどうやって「ワインセラー」を組み込むかを考えることになります。
こうやって「ストーリー」を語ってデザインをすると「関連性」が出てきて優れたデザインが出てきますし、アイランドキッチンのデザインも出来上がることになります。
しかし、現在の建築業界は設備業者が求められる設備の開発を行っているために開発は「機能」が中心となっています。「ストーリー」があって初めて商品化できるのがアイランド型のキッチンだと言えますので商品化されるのは期待薄かもしれません。
パナソニックもアイランド型のキッチンも開発してますが・・
写真は、汐留のパナソニックのショールームのキッチンです。やっと大胆なアイランド型のキッチンの展示を行なっています。これだと仲間が集まってもキッチンは十分な広さがあるためにキッチンでの作業には問題はありません。
なかなかいいことだと思います。タイルもサブウエーを使って目地もしっかり美しく仕上げていて。社内で承認をとるのは大変だったのではないでしょうか?想像するに、アメリカの南部を舞台にしたホームドラマに出てくるキッチンなどを上司に見せながら承諾を受けながらデザインしたような感じです。
キッチンを囲む方がもっと楽しいのでは
さて、このキッチンは「仲間がキッチンを囲んでワインを楽しむ」と言った「ストーリー」をベースにデザインしています。この写真ではわかりにくいのですが、シンクの背面には「ワインセラー置き場」がデザインされています。
カウンターの下部は食器棚なので、料理が上がってきたらシンクの反対にいる人がカウンター下から食器を取り出して。そして料理を作った人がその器に盛り付けをする。
新たなワインが出てきたら、同じように食器棚から新しいワイングラスを取り出してワインを楽しむ。こんな「ストーリー」が目に浮かぶような空間にしています。
どうスカ、こうすればお望みの住宅を作ることができますのでご安心を。
さて自分たちの思いを実現するためのリノベーションや注文住宅をお考えの方はこちらにどうぞ。
会社案内→アリストコンサルティング
ご相談はこちらへ→お問い合わせ
写真を見たい方は→インスタ
不動産用語はこちらへ→用語集

