無垢のフローリングは使えない建材なの?
無垢材が使えないのは印象操作
注文建築や中古マンションでのリノベーションを行いたい方の多くは「無垢材を使いたい」との夢があるのではないでしょうか?漠然とした夢の場合もありますが、北欧を旅したりすると無垢材の良さに感動して自宅に使いたいと思われている方も多いのではないでしょうか?
しかし、ハウスメーカーやリノベーション業者の方に相談すると「無垢材は暴れます」とか「無垢のフローリングは反ります」ますとかいわれて使わないことを勧められます。しかし、本当のことなのでしょうか?実際に実験室での無垢材の問題点は検証されていると思われます。
実験室レベルの話ですので、実験の設定環境によって結果は異なって来ます。それだは、実際に使ってどうなのかを知っている人はいるのでしょうか?私の野村不動産に在籍した実感としては正直いません。理由は簡単で、ほぼ全ての人が否定的で使うと問題が起こるとの認識から誰も自宅で使用している人はいませんでした。
実は、無垢材は一定の条件下であれば必ず「反ります」し「暴れます」。しかし、その条件下でない限りはそのような事象は「発生しにくく」なります。反りにくくなる条件とは、「壁天井」の素材を「呼吸する素材」にすることです。壁天井がビニールクロスで水分の吸収力がないと室内の湿度調整をフローリングだけが行うためにかどの負担がかかるために暴れることがあります。
しかし、壁天井を呼吸する素材にすると湿度調整が壁天井でも行なわれるため、フローリングの負荷が減少して暴れたりしなくなります。ですので、無垢材を使うことは特段問題ではありません。
実はこの他にも大手建材メーカーが無垢材を使いたくとも使えない理由があります。もしかするとこちらが使えない本質で、そのことを知られたくないので「暴れる」などの理由で無垢材を使わないようにしているのかも知れません。
それは、単縦なことで無垢材を集めるのが大変だということです。かつて日本の林業は国の指導で「杉」を主要商品と考えて植林の中心にしました。その結果「杉」は大量にあるけど、その他の木が減少しました。「杉」は香りも良く使いやすい木材ですが、人気は「オーク」や「ウォールナット」などの木材になっています。
そのため、皆さんが求める「オーク」などの木が在庫の確保が難しく、しかも自然のものですから質が安定していないことなどの理由から安定供給が難しいと思われます。そのため大手建材メーカーは無垢材が使えないとの印象操作を行っている可能性は否定できません。
パナソニックも無垢材を活用しはじめました。
安定供給が難しい無垢材をパナソニックは展示に使っていました。いいことだと思います。見て感じるのはやはり質感の違いです。展示は玄関の高さの説明用ですが無垢材を使うとは粋なものだと思います。多分、販売としては強くは押せないが、無垢材を少しはアピールしたとの現場の思いがあるような気がします。
そんな現場の方々は無垢を強調したかったのでしょうが残念なことがあります。それは蹴込と言われる部分(床板の先の立ち上がり部分)に使われているのが石調タイルなので安っぽく見えています。ここは大理石を貼るべきだったと思います。強い建材には強い建材を当てるべきです。展示の目的が何かあったので賞から仕方ないことですが残念です。
無垢材を綺麗に見せる方法
こちらもオークの無垢材です。階段と床とではどうしても貼り方が変わりがちです。この現場でも貼り方が90度異なっています。強い建材同士がいきなり違う方向での貼り合わせですと違和感が出てしまします。
そこで、その違和感を消すためにこの現場では薄くステンレスの板を縦にはめ込んでいます。とても薄くしますので、施工は大変です。しかし、このステンレスを入れることで違和感が削減されます。無垢材などの強い建材を使う時にはこういった心配りが必要になってきます。
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