ラインをスッキリさせることで本当は綺麗な空間作ることは可能です。勿体無いからと行ったことで使えない空間を作ることは実は痛い空間を作ってしまいます。

 

せっかくLIXILやPANASONICを使ってないようですが。ネットで見つけた下の写真から勝手な判断をするのですが、多分お施主さんの意向が強い中で行われたリノベーションだと思われます。それはそれで、ご自身の意向でできたものですから問題はないと思いますが。ただ痛い空間を作っているのでその辺のところのご指摘を。

 

今回は空間の話をしていますので色の使い方の話はちょっとだけしますが、基本的にツートーンは難しいのでクロスで2色に分けることは止めた方がいいです。後ほど空間の説明の中でツートーンの問題点をお話しします。

 

さて、何が問題かはまずは遠近法と錯視の話を。

これは三角形を認識する空間の中では手前にあるものより奥にあるものの方が長く見えるという錯覚です。実際には上の線分も下の線分も長さは同じです。人は見たものを見た通りに認識すると考えがちですが、実は脳は勝手に補修をします。それが錯視ということです。

 

このポンゾ錯視を建築ではうまく利用することが大切です。なにせ日本の住宅は小さいので。そこで、一番上の写真の廊下が痛いのか?それは折角廊下の直線が直線でないためにポンゾ錯視が起こらないのです。

 

多分向かって右手の引っ込みは配置上使えない空間が出てくるので廊下を広くすることで玄関を広く見せましょうという話なったと思われます。数字的には広くなるのですが、脳はそう認識いません。

ここは奥のラインに合わせて壁を蒸すことが大切です。その上で上部をニッチのようなものにするか、全体を下足入れのようなものにするか。ともかく廊下と天井のラインをまっすぐにすることが大切です。その結果廊下が長く見えます。

 

特に奥にドアがあるためにより一層広く長い廊下だと脳は認識しますので。当然左の部分もふかす同様にふかすべきす。

ニッチのような棚がなぜ有効なのかはいくつもの直線が奥のドアに向かって伸びますので脳は一層広い空間だと認識するのです。

 

下の写真は廊下が長く感じる錯視が起こっています。

 

次にこのツートーンが空間を狭く見せる効果があります。明度が高い色は広く感じさせます。よく言われるのが「白」は「膨張色」。なので狭い空間を広く見せるためにはできる限り白を使うことが大切です。

 

一番上の写真を見てもらってわかるように上に向かって明度が低い色になっています。そのためタダでさえ明度の低い色が、組み合わせでより一層明度の低さが強調されることになり天井の低さを強調することになっています。

 

どうしてもこの色の組み合わせをするのであれば上下のクロスを逆にして天井を白を思いっきり強調することです。あとは、天井に下がり天井があるため、さがり天井の奥が鼠色にみえることにより一層天井が低く感じるようになっています。

 

そこで奥の部分に関して下がり天井と同じ高さに下げて下がり天井の影が出ないようにします。加えて奥の部分にダウンライトを多めに入れて天井を明るく見せる。これで天井が明るくなるので天井が高く感じられるようになります。

 

あるいは廊下の照明を間接照明にして、天井に強く光を当てることで天井を明るくして天井を高く感じさせる方法も有馬す。

 

折角、自分がつかいたい素材を使ったのに結果として痛い空間になっています。こんな失敗をしたくない方はこちらへ→アリストコンサルティングのホームページへ

 

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