例年、元旦のニューイヤー駅伝、2日、3日の箱根駅伝をTV観戦し、


競技は違えど、参考になる考え、ヒントになる戦法を吸収します。


早速、ニューイヤー駅伝が先ほどゴールした。


連覇を狙う日清食品、強豪のコニカミノルタ、旭化成などが優勝候補


にあげられる中を監督就任3年目のトヨタ自動車が初優勝した。


私は、19年前の箱根駅伝で出場6年目で初優勝を遂げた山梨学院


大学のことを思い出していた。この出来事に感動した私は、新年初め


ての練習前のミーティングでこの出来事を話した。


山梨学院の彼らのやったことは常識では考えられないことであったが、


我々も見習って、小さな力を積み重ねて、責任もってたすきをつないで


行こう。選手たちは、箱根を走るランナーに自分を重ねて練習に励んだ


ものである。それからは、毎年の初ミーティングでは駅伝のことが話題


になった。


今年のニューイヤー駅伝で驚いたのは、優勝したトヨタ自動車は、並み


いる強豪を相手に高卒ルーキーを2名を登用した。1区に宮内と6区に


松本を配置したが、それぞれが若い力をふんだんに発揮し、タスキを繋


いだ。


5区を走った菅谷選手は、現役を一度引退し3年ぶりに走ったという。


アンカー熊本選手は日清食品Gと富士通が意識しあってトップで併走


するすぐ後ろで機を待ち、満を持してロングスパートをかけ、追いすがる


富士通を2段階スパートで突き放した。駆け引きを読みきった見事な優


勝だった。


この出来事も私に大きな感銘を与えた。我々の水泳にも大きな参考に


しなければいけない。無理だと思ったら何も始まらない。


物知りの人達が常識だと思っていることにとらわれず、新たな考えによっ


て、非常識が常識になる日が来ることを信じてやって行こう。


明日から始まる箱根駅伝に注目したい。