アートメイクをやりたいと思ったきっかけは、

病棟時代の患者さま、そして昨年母が亡くなったこと。


そもそも今までの経歴は


防衛医大の看護学校を卒業後、

1番忘れられない実習となった血液内科を希望し、配属される。

性格的に、外科ではなく圧倒的に内科向きだった。


ガンで苦しむ患者様やご家族と、一緒に闘い乗り越えたい!

そんな強い気持ちで入職したけれど。


実際は

笑顔で退院して行った方が、

突然急変で緊急入院、そのまま笑顔を見ることはなくお別れ、、

そんなことが日常茶飯事。



看護師の資格を取っても

わたしにできることなんて結局なにもないんだと

苦しかった。



その後数年が経ち、たまたまご縁があり美容皮膚科で5年半働くこととなる。

引越しのため泣く泣く退職が決まっていたが、

この頃に始めたInstagram @aristagram38 がバズり

↑これも紆余曲折あってしんどかった…悲しい


表参道にあるリアンクリニックにスカウトされる。

そこで知り合ったのが現アートメイク講師の古谷さん飛び出すハート


入職した当時は慣れることに必死で

アートメイクをやりたいとは考えられず泣き笑い


そして入職して3ヶ月のとき。

脳の悪性リンパ腫でしばらく介護をしていた母が

他界しました。


いわゆる脳腫瘍なので

食事介助から始まり、入浴介助やおむつ交換、、

だんだん目が合わなくなって

思い出すのもつらい


まさか自分の身内が、母が

わたしが辛くて逃げ出した血液内科疾患になるとは

想像もしなかった。


このときも、介護をしながら

看護師としてできることは何もなく

ただただ見守るだけ。

わたしはなぜ看護師になったのだろうかと。




1年経つと、仕事にも慣れて

他社さんのYouTubeに出演してみたり

美容ナース向けの講習会の講師を始めてみたり

余裕がでてきました笑


そんなときに古谷さんが、Instagramでアートメイクの講習を始めるとのお知らせが目がハートスター


そのとき思ったんです。

アートメイクなら、看護師にもできることがある。


抗がん剤治療で眉がなくなってしまった方に

眉をプレゼントすることができる。


乳がんで乳房がなくなってしまった方に

みんなと同じように温泉へ行けるよう

乳輪をプレゼントすることができる。


アピアランスケア

ブレストアートメイク

と言います。


アートメイクすごい!


これはやれってことだと、

自分で自分の背中を押して飛び込んでみました。


3人子どもがいてワンオペで仕事もしながらで

できるだろうかと不安でしたが、


始めてしまえば

なるようにしかならないし、

今がいちばん若いのに

今やらなくて先延ばしにしたら

もっとしんどくなる。


(年々脳細胞が死んでいくのを実感している、、魂が抜ける)



と、まぁこんな経緯があり

アートメイクを習得するためにいま頑張ってます目がハート