松井です。

最近はもっぱら手塚治先生の『ブラック・ジャック』にハマっていますです、はい。

生粋の漫画狂ですから、はい。



手塚治先生が、これだけ後世に語り継がれるようになったのには、理由がある。

勿論、絵がかわいいからだけではないんでっせ(それも大きな理由だが笑)。



まぁ、しかし、数え上げればキリが無いし、俺のような凡人(漫画に対してはね)が計るにはあまりにも大きな題材なので、これは一個人としての意見なのだが、

手塚作品には、必ずと言っていい程に『光と影』が如実に写し出されている。



それが顕著に現されているのが、この『ブラック・ジャック』ではないだろうか。



人間の生と死に直結する『医者』という題材であるからして、それは不思議な事では無い。



そして、手塚治先生は医師免許を持っている。

つまり、ブラック・ジャックを彩る医学的な情報、展開は実にリアリティに溢れ、かつ恐ろしい程に鋭利なものなのだ。



更に『ブラック・ジャック』を評価する時に特筆すべき点は『金』がリアルに絡む所にある。



患者を治して『これからは、身体を大切に』などと言って夕陽に消えて行く…

…そんなディズニーな展開は素敵だが、逆にあまりにも非現実的。

今日日の安直で無粋な子供達が読めば『ブラック・ジャックに治してもらえよ~』などと言って包丁・ハサミ・カッター・ナイフ・ドス・キリ的な事件が起きかねん笑

ディズニーランドでも、しっかり入場料や食事代は取られるのだ。



人は金の為に生き、金によって生かされる。

そんな見解がある程に『金』と『人間』とは切っても切れない縁がある。



それでは『金』とは何なのか?



至極、簡単な話だ。

『金』とは、詰まり、欲望を具現化したものなのだ。



生きる事とは、欲望に身を任せる事…

それは、まだ人類が進化の途中にあった段階での事だ。



が、人類は今一歩進化しきれないでいる。

それは、欲望によって、時には思考さえも占領されてしまうところにある。

それが本能だと言うのなら、あまりにも悲観的な意見だ。

それは、とても動物的な話だからだ。

しかし、悲しいかな、それは完全に否定できる話ではないだろう。



『ブラック・ジャック』では、よく『金と命』を秤にかける場面が見られる。



そう、人間にとって、本能的に必要な二つなのだ。



それは、何千年も…下手すりゃ何万年も繰り返された自問自答。

そこで導き出す答えが、現在の人間たる所以なのだ。



命とは、尊く、

命とは、儚い。



それでも、人とは、貪欲なのだ…



今更こんな漫画を薦めるわけ?と文句を言われようが、俺は胸を張って言おう。



次に読む漫画は『ブラック・ジャック』にしませんか?





…あ、ちなみに『ピノコ』の存在無くして『ブラック・ジャック』は成り立たないわな☆