量子物理学上のオアシス

 

僕は昔から劣等感の塊で、

自分のやりたいことや好きなことを

あまり人に言ったことがない。

 

どうしても、他人に比べ

劣ってると思えるから。

 

恥ずかしくて

とてもじゃないが、本心は言えない。

 

本当にやりたいこと、

本当に好きなことは

絶対に言えない。

 

正直に言うと、

 

実は僕、絵を描くのが好きなんです。

 

趣味で誰に頼まれたわけでもないのに

徹夜して絵を描くなんてことも

昔はしょっちゅうあった。

 

きっかけは本屋さんでバスキアの画集を

見たこと。

 

僕がまだ学生だった頃なので、

前澤社長とかも知られてない頃。

 

バスキアすげーー!

 

俺にも描けるんじゃね?

 

と思ったけど、実際描いてみると

足元にも及ばず笑

 

そんなわけで、あまり自分の絵がいい絵だと

思ったことがなくて、

他人に見せるのも恥ずかしいし、

絵を描いてるなんて口が裂けても

人に言えなかった。

 

↑こんな抽象的な絵画で芸術家きどりの

自分が許せなかった。

 

兄がガチの画家なので、

弟の俺は画家ポジじゃないから、

という勝手なポジションまで用意していた。

 

とにかく、様々な理由をつけては

俺は絵はもう描かない。

 

仮に描いたとしても

こっそりとだ。

 

絶対に他人には見せねえ!!!

 

という、謎の決断までしていた。

 

それって、客観的にみてかなり

バカバカしいじゃないですか。

 

誰にも見せない絵を描いて

どうするんだろう。

 

しかもその絵のことが、

好きになれないんだろ?

 

好きでもない絵を、

誰にも頼まれずに描いて

しかも絶対に人に見せない・・・

 

なんなんだよお前はw

 

 

で、ある日ふと、

宇宙のせいにすることに

決めたんです。

 

宇宙から司令が降りてきて

それで描かされていると。

 

俺は別に描いても描かなくてもいいし、

なんだったら描きたくないけど・・・

 

宇宙が描けっていうなら仕方ない(笑)

 

そしたら、わりとこうして

平気でブログに自分の絵を

貼れるようになりました。

 

自分の絵を他人に見せて、

微妙な反応されるのが

すごく嫌だった。

 

チンケなプライドが

傷つけられた。

 

でもまあ、

宇宙が描けっていってるんだから、

これは俺のせいじゃない。

 

じゃあ、いいじゃん。

 

どんどん見せちゃおう。

 

絵に書き込むポエムみたいなのも

これ、宇宙からの言葉なんで、

俺のせいじゃない。

 

なんだって、やっていい。

 

なんだってやろう。

 

どんな手を使ってでも

やりたいことをやろう。

 

他人のせいにしてもいい。

 

宇宙のせいにしてもいい。

 

そして、デカデカと写真にとって

みんなに見せてやるんだ。

 

 

今日の宇宙からの指示

 

絵画タイトル:量子物理学上のオアシス

言葉:その水はバラの香りがする。ブルーの瞬間の隙間に存在する、論理的に定義された水源。そこにはあらゆる鳥と穀物と、希望の音が混ざり合って存在する。金色の思念で形作られた楽園。私はそれを見つめている。終わりない無限ループの中で。私の心は揮発性のオイルとなり、この世界を優しい炎で燃やし続ける。それは幾千の銀河の星々と混ざり合い、金色の音を奏でて宇宙を滑っていく。幾千の魂をのせて。私はそれを見つめている。いつまでも。