(一部抜粋)
ヒズボラのEMP兵器
イスラエルのエルサレム・ポスト紙の記事を読んでいましたら、「ヒズボラが EMP 兵器を所有している」という報道がありました。

EMP 兵器というのは、大雑把にいえば、電磁パルスで電気系統を破壊する兵器です。

大国が開発しているものに関しては、主に「高高度核爆発」と呼ばれているもので、その威力は非常に激しいものであり、たとえば、以下の図は、アメリカ下院の国家安全委員会の公聴会に提出された資料にあるマップですが、アメリカ大陸の中心あたりの高高度の「適当な位置で」爆発させれば、青などで色分けされている地域の電気インフラが「全部、破壊される」とされています。

しかし、ヒズボラは核の技術を持っていないということ以上に、この中東の地域戦争(になれば)の場合、戦闘地域が狭すぎるので、「自爆攻撃」にもなってしまいますので、そういうものではないはずで、おそらくは、米ボーイング社が、2012年に開発したようなタイプの、

「ピンポイント攻撃での EMP 兵器」

なのだと思います。

これについては、2012年のこちらの記事にあります。

これは、マイクロ波を放つミサイルによって相手の電気系統をクラッシュさせるというものです。今なら、ドローンになるのですかね。

ともかく、イスラエルと対峙しているヒズボラは、それを持っているということのようです。

エルサレム・ポストの記事には以下のようにありました。