【質問②】

欲に逃げる人とは、どういう人ですか?

【回答②】

私達には、一人一人に善悪の基準がある。何が正しいか、間違っているか、という基準がある。

自分が、その善悪の基準に照らし合わせて、基準に合っていれば、胸を張って、自分は善人だと思える。

ところが、みんなも善が出来ているし、善が出来て当然だとすると、自分は善が出来ていない自分を責めて、自分を善人に立たせようとする。

責めるとは、自分にはそういうところがないと思っているから、責めれる。

人を責める人というのは、自分に同じところがあると、人を責めれないはず。

責めることによって、なかったことに出来る。そのうち責めれば、自分は清廉潔白になれると思っている。

自分は駄目な人間だという人ほど、自分は清廉潔白だと思っている。

私達は善人になるには、努力するより、責める方が楽だから、つい責めてしまう。

責めると、すぐに善人になれると私達は錯覚している。

野党が与党を責めている。そんなに責めている与党だから、きっと野党は正しいことをやっていると思うけど、実際はどうだろうか?

悪い人間を責めたら、簡単に善人になれると思っている。この癖がつくと、人であろうが、自分であろうが、見境がなく、責めるようになる。

自分は戒が出来ない、となったら
それを受け入れていくことが大事。

戒が出来ないと仏法は聞きたくない!となる。それは自分は出来るところに立ちたいから、出来ない自分を徹底的に責める。

責めるものが、巨大な鬼となる。
欲に走る人というのは、善悪の基準という鬼に責められている。
「自分はダメな人間なんだ、ダメな人間なんだ」と自分を責め続ける。

だから、現実を見たくない。
欲に走っている時だけは鬼が見えない。
現実をみた瞬間に、鬼が見えてきて、自分をダメだと責めてくる。

正義感が強い人ほど、鬼が強くなる。

守らない奴は、ダメだ。守るように自分を責めて守る。責められたくないから、見えないところでは、やらない。

また自分を責めるから、欲に走らずにおれない。
仕事に没頭するのも、現実を誤魔化す手段です。

🟨その人は家庭がうまくいっていない人。仕事が休みなし。欲に逃げている。

家庭では、何にも価値のない人間になってしまう。
現実逃避している時間は、その人は止まっている。

幸せになるためには、勇気を出して、自分の気持ちをさらけ出す。
そして、その気持ちを受け止めてもらえるような環境も、また必要です。

🟨②欲に逃げる人とは?【善悪の基準が鬼となっている】〖平成仏教塾〗【令和5年06月23日】
🟦YouTube で見る
🟥https://youtu.be/GH_P5ZEGtrc
      【終了】


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