現場情報。元ラトビア大使から(渡部 悦和氏、本人投稿)

北方領土返還については、こんなところだろう。

冷戦が終わった今、何に均衡(Equiliburium)を求めればいいのか。
(核廃絶に応じたウクライナ(世界第3位の核保有国だった)から見えてくるもの。)

渡部 悦和
2022年4月7日 · 
[ロシアの狡猾さを語る元ラトビア大使の発言を噛み締めたい]
https://dot.asahi.com/dot/2022040500041.html?page=1
今回のウクライナ侵攻は、日本にとっても重い現実を突きつけました。ロシアがいかに狡猾で、日本人がいかに甘い国民であるかを多賀大使が証言しています。
ロシア・ウクライナ戦争において、プーチンのロシアを何があろうと擁護しようとする日本人は異常です。私は彼らを信用しません。
以下は、記事の概要です。
○「日本では、いつか北方領土が返還されると、根拠もないまま楽観的な観測を時の政権が口にしていました。日本は、少なくとも政治レベルではロシア外交の狡猾さを十分には理解していなかった。しかし、民間人の虐殺を重ねても、欲しい土地の奪取に執着するのが、プーチンです。もはや、北方領土の返還など期待できないとの雰囲気が強まったと思います」(多賀元大使)
○領土拡張の野心に満ちたロシア
多賀元大使によれば、駐日ラトビア大使は、はっきりとこう述べた。
「北方領土が返還されると信じて、それを前提に外交交渉を続けている日本の関係者のナイーブさには、ほとほとあきれる」
 ロシアに国土を奪われ、残酷さ、狡猾さに長年苦しめられてきたラトビアの外交官の言葉には重みがある。
○ウクライナに対して、譲歩や降伏をすべきだといった意見が日本のコメンテーターなどから出た。
「これは、ロシアの本質を知らないがゆえの発言でしょう。ラトビアでは1940年代にロシアの支配に抵抗する体力と知力を持ったインテリ層と富農層が徹底的に排除されました。ある日突然、トランク一個で列車に放り込まれシベリアに連行されたのです。彼らの多くは厳しい寒さのために命を落としました。戦後に日本を占領したのがロシアであったら、日本という国は滅びていた、といまでも思います」 
 ある国が他の国を侵略しようとする陰謀は過去のことではなく、いまこの瞬間にも世界中で渦巻いている、と多賀元大使は考える。
「穏やかな国民性の日本人は性善説に立って考えがちです。ところが、一歩国外に出れば、想像もつかないような非情の世界が待っています」


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