梅干しを仕込んだ
梅干しを漬ける時に ここ数年は、赤紫蘇を梅と同じ容器に入れて漬けないようにしている

当然、赤紫蘇を入れない訳から あの梅干しと云えば誰でも思い浮かべるような赤い梅干しにはならず、黄色いままになる

しかし、赤紫蘇を入れない梅干しはフルーティーな素晴らしい香りがして 梅干しがより美味しくなる

赤紫蘇は俺の大好物なので、別の容器を赤紫蘇専用にして梅酢に漬けている。
毎年大量に漬けて、食べる時は切り刻み(生ゆかり)にして年中食べている
フレッシュな香りで市販の(ゆかり)ふりかけよりも遥かに美味しい。

所で、梅干し作りで最も重要なのは(塩)だが、

30年ほど前に初めて梅干しを漬けた時、
どうせ自分で漬けるのであれば 昔ながらの味の梅干しが食べたい、と思って 30%の塩で漬けた。
当時、すでに世の中は減塩、減塩で、梅干しも薄塩甘い梅干ししか店頭に並んでいなかったのだ

子供の頃に食べた梅干しの味が恋しくて自分で漬けたのだったが、、、いざ実際に出来上がった梅干しを一口食べて、、衝撃を受けてしまった
記憶の中の梅干しと比べると、あまりにも塩辛かった、、、その塩辛さは舌を刺すような、危ない程の塩辛さだった、、

仕方なく、ちびちびと1個の梅干しを2日がかりで食べていたが、、、その内に、こんな物かと、慣れてしまった、、、

しかし、数年前にSNSでルネ カントンの(海水療法)にかんする記事を読んで、人間の血液が海水と同じ成分だという事を知り、塩について自分なりに調べて行くうちに、

俺が自分で、30%の食塩で漬けた梅干しと

子供時分に食べた、塩田で作られた自然塩で漬けた梅干し

では全く違う物だった事が判明した。

1971年、俺が19歳の時、日本政府は日本全国にあった全ての塩田を廃止して、代わりにイオン交換膜製法により作られた塩化ナトリウム100%の精製塩に(食塩)と云う名前をつけて、販売を開始した

この時、恐るべき事に日本政府は、
海水に含まれている 塩化ナトリウム以外のカリウムとかマグネシウム、カルシウムと云った海のミネラルを含む塩を勝手に作る事も販売する事も、法律で禁止したのだ

以来、数十年の間日本人は塩化ナトリウム以外の海のミネラルが欠乏した状態を強いられた、、、

その後、塩の製造も販売も自由化はされたが、今でも日本で使われている塩の90%以上はイオン交換膜製法で作られた(食塩)と云う名前の(塩化ナトリウム100%の塩)なのだ

だから、長年に渡って減塩、減塩と広報しているのは、ある意味では正しい。

減塩しましょう、食塩の摂取量を減らしましょう

正にその通り、食塩(塩化ナトリウム100%の塩)を減らして、海水に存在する全てのミネラルを含む(自然塩)を摂取しましょう

と云う意味で正しいのだ

所で、数年前から この日本の塩事情の
潮目が変わった

あの 味の素 、あのグルタミンを添加した(味塩)を売っている(食塩販売)の元締めである 味の素 が(瀬戸内のにがり塩)と云う塩を1キロ190円と云うリーズナブルな価格で売り出したのだ
(最初の画像)

成分表にあるように、食塩相当量は89,7グラムになっている
つまり、100グラム当たり10,3グラムの
にがり成分 が含まれている

にがり とは、塩化ナトリウム以外のの 海水に含まれている ミネラルの事だ

同じレベルの にがり を含む自然塩は平均すれば1キロ2〜3000円の価格なのでこの味の素の(瀬戸内のにがり塩)は一桁安い

勿論、味の素 だから 塩の製法はイオン膜で立釜となっている
つまり、イオン膜の塩化ナトリウム100%の塩ににがり成分を添加したものに違いないが、人間に必要なのは にがり成分 なので、ベストではないがベターだ

で、俺は数年前から この1キロ190円の(にがり塩)で梅干しを漬けている

梅干しの味は子供時代に食べていた味に近いものになった

1971年に日本の塩が食塩と云う精製塩に変わって以来、漬物や味噌、醤油、を始めとする食品の味が変わってしまった。

塩田の塩の、味わい、まろやかさ、奥の深さが失われ、結果 それを補う為に 無数の食品添加物が使われるようになってしまった

(にがり塩)は食塩と大差ない価格なのだ
やれば出来るのだ。
出来れば、日本の食品会社が今使っている(食塩)を(にがり塩)に変えてくれれば 
食品添加物を大幅に減らす事も可能なのではないだろうか

そうなれば、どんなにか日本人が健康になる事だろう


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