「他力本願」
4日前のこと。
「ヤバい!腰痛…。3日後自給用の田植えなのに!しかも手植えなのに…。」
と焦っていたけど、まぁ藤井 誠さんとパートナーもいるし大丈夫だろうとタカを括った。
ところがその藤井さんから、前日に
「足が腫れて、田植えシューズは履けません!」
マジか!藤井さんがダメだと、腰痛と足痛のツーツーコンビで、これだと田植え無理だとなって、慌ててお手伝い募集(笑)。
3日前だし、遠くから来てもらうのは申し訳ないし、駐車場も休憩施設もないし、食事も用意出来ないし、たくさん集まっても運営できないし。
で、とりあえず一瞬だけ「田植え手伝い募集!」と告知してみた。多分3時間ぐらいかな。
なんと、手を挙げてくれたのは、見事に岐阜の人ばかりで、しかも6人というちょうどいい人数。即、告知を閉じる。
しかし、講演と懇親会でその6人に連絡できない。もし諦められたら致し方ないと思いながら、翌日連絡。
みなさん、心地よく返信いただき、岐阜の人でちょうどいい人数で、田植えスタートできた。
僕は、最近「おひとり農業」という本を書いたというのに、実は他力本願を目指している(笑)。
今回の田んぼも、主に藤井さん任せだし、田植えも腰痛の僕は少ししかできなかったけど、みんなが頑張ってくれる。
結局のところ、どれだけ他人に頼れるかが、田舎で暮らすための知恵なんだよね。
「おひとり農業」は「ひとり農業」とは違う。「お」が付くだけで意味は全く変わる。
「ひとり」はネガティブであり、「おひとり」はポジティブ。
ひとりで生きていくための知恵と経験を身に付ける。その知恵と経験を多くの人と共有して、お互いに助け合いながら生きていくと言うことが大切。
お互い助け合うためには、まず自分が「おひとり」でポジティブに活動できるような知恵を持つということが大事。
まずは全員に感謝。栗野さんご夫婦、井川さん、Miwaさん、田中さん、そして耕師〜たがやしし〜の藤井さん、酒向さん、ありがとう。
他力本願万歳(笑)。
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