膵臓癌ステージ4のその後。
2023年12月27日にステージ4の膵臓(すいぞう)がんであることを公表、入院して抗がん剤治療を続けてきた経済アナリスト森永卓郎氏(66)が2024年1月29日、TBSラジオ「生島ヒロシのおはよう定食/一直線」(月~金曜午前5時)に電話で生出演した。

午前6時過ぎに「ニュースピックアップ」のコーナーに登場した。森永氏は「ステージ4と診断されると、おいしいものを食べてゆっくり過ごす人などがいるけど、私はそうしない。新しい本が3月上旬に出せることになったので、それを完成させる。大学のゼミの生徒が30人いるので森永イズムをたたき込む。途中でリタイアはできない」と話した。そして「標準治療以外の治療もやっているので、結構お金がかかる。このまま行くと年間3000万円くらいかかる」と明かした。

生島が「私も慢性膵炎(すいえん)と診断されたんですが、今まで検査を受けたことは」と聞くと、森永氏は「ないですね。見つかりにくいところにある」と話した。そして「致命的なミスがあった。がん保険に入っていたけど、お金が会社に入っちゃう。治療費は私が払わなくちゃいけないんですよ」とぼやいた。

>年間3000万くらい
これは、オプジーボ。

今はどうなっているのだろう?

2023年12月、ステージ4のすい臓がんであることを公表し、闘病中の経済アナリスト・森永卓郎氏。病院での抗がん剤治療を経て退院。現在はラジオ番組に出演するなど働きながら治療を続けている。メディアの取材を控えているという中、がん治療の近況や家族への思い、最新刊で明かす日本経済転落の驚きの真相などを語ってくれた。

がんが発生した場所を特定できず
「現在投与しているのは、『オプジーボ』のみです。血液のパネル検査を行いましたが、原発(最初にがんが発生した場所)を特定できず、つまりどこにがんがあるのかがわからないので、抗がん剤を打てない状況です。その代わりに、採血して、免疫細胞を増殖培養して身体に戻す治療をしています。効果は1か月後にならないとわかりません」(森永氏、以下同)

 治療の近況をこう説明する。当初、すい臓がんステージ4と医師に診断されたものの、「原発不明がん」の結論に至り、故に大もとのがんをやっつける抗がん剤は見送りに。がん免疫療法薬のオプジーボを投与しつつ、自身の免疫機能を強化してがん細胞と戦っているということ。

「3月に入った頃に、がんの浸潤が大きくなったか、小さくなったかがわかります。それを踏まえて、(今後の治療を)どうするのか判断する予定です」

 自由診療のため、費用の負担は大きい。1か月半で400万円以上かかったという。このままのペースで治療を続けた場合、1年間で2000万円程度はかかる見通し。

今はどうなっているのだろう?

「現在4週間に一度の『オプジーボ(がん免疫療法薬)』の投与と、2週間に一度の血液免疫療法を行っています。治療開始から1か月ほど経過した今年3月5日に造影CTを撮りましたが、がんは大きくも小さくもなっていないという判定でした。

見方によっては、ほんの少しだけガンの浸潤が小さくなっている可能性もあります。いずれにしても、免疫細胞軍団とがん細胞軍団の戦力が拮抗している状態で、予断を許さない状況です」

森永氏はがん治療の進捗をこう説明する。昨年末にがん宣告を受けた際、医師から「桜は見られないだろう」と告げられていたが、無事その時期を乗り越え、人生初という家族での花見が実現したそうだ。
」(2024/4/17、東洋経済)

確かなことはあまりないが、
抗がん剤をやめると、医師の予測は当たらないようだ。


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