(一部抜粋)
シェディング被害を訴える40代女性。
2024年5月11日受診。
「2021年、職場でみんなコロナワクチンを打ち始めて、すぐに体調不良になりました。当時はまだシェディングという言葉はありませんでしたが、発疹、下痢、頭痛、倦怠感、ブレインフォグ、突然の眠気、筋肉痛など、症状はいろいろです。皮膚にヤケドのような発疹が出て、瞼は真っ赤に焼けただれる感じで、ひりひりが止まらない。結局働くことができなくなって退職しました。
次に就職した職場では、シェディングを配慮してもらって個室で働くことができ、それはよかったのですが、2022年『とにかくワクチンを打て打て』というプレッシャーが一番強かった時期で、それで私、未接種だったので、首になりました。「化学物質過敏症で打てない」と言ったんだけど、聞いてもらえなくて。
今の職場は、私以外の45人のスタッフ全員が接種済みです。打ってないのは私だけ。あ、ちなみに米軍基地で働いています。日本人スタッフも私だけです。
職場に入ると3分で頭痛が始まって、太ももあたりの筋肉が痛くなります。スパイクタンパクの悪影響はもちろん、建物の影響もあると思う。戦後まもなく建てられた廃墟並みに古い建物で、アスベストとか鉛、有害な塗料とか、体に悪いものがたくさん使われていると思います。
当然マスクは必須です。二重マスクです。メルトブローン素材のマスクににがり水をたっぷり噴霧して、それを二つ重ねて、マスクと顔の隙間を極力なくします。服はレインジャケットが基本です。皮膚や服に少しでもスパイクタンパクが触れると症状が出るので。1時間おきに外に出て、にがりをマスクにスプレーします。こんなふうに万全の防御をしても、頑張れるのはせいぜ4時間くらい。午前中の勤務で限界です。
マスクせずに職場に行くとどうなるか?
意識が飛びます。傍目には、急に居眠りしたように見えると思う。でも体感としては、眠気を感じる間もなく意識が飛ぶ感じです。実際、睡眠不足なんかじゃありません。夜8時間きっちり寝ていても、マスクを二重につけていても、強烈なシェディングは発散している上司と近距離で話をすると、意識が飛びます。そして、翌日は動けない。ひどいと5日くらい動けない。そういうことが何度かあって、上司からレポートを2回書かれてしまいました。
レポートというのは、正式にはrecord of employee counseling(従業員注意記録書)といって、職員の何らかの素行不良(遅刻、無断欠勤、暴言など)に対する警告書のようなもので、これを3回書かれるとクビです。私、それを2回書かれているので、後がありません。
でも、上司が面と向かって私に説明するときとか、強烈なシェディングで、意識が落ちてしまう。上司からすれば「人が話しているときに居眠りするとは、こいつ、ふざけてる」となって、警告レポートを書くのですが、不可抗力です。どんなに気を付けても、冷房とかの風向きひとつで、落ちてしまいます。
意識が飛ぶことがなくても、ブレインフォグで、頭が働きません。ものをクリアに考えられなくて、物忘れもひどい。
あと、ターボ老化も感じます。私、今の職場で働く前は、自分の年齢を言うと驚かれました。「40代に全然見えない」って。ところが、今の職場で1年ほど働いて、急激に老けました。きっちりシェディング対策しないと、髪の毛がごっそり抜けます。抜け毛をまとめるとゴルフボール大くらいになる。シワや白髪が一気に増えました。目も涙が出てしょぼしょぼして、視力も落ちました。皮膚がたるんで、筋肉も落ちました。
逆に、にがり水で対策すると多少マシです。にがりが渇くとスパイクタンパクの影響が出やすいので、1時間おきにスプレーします。そうすると髪が抜けにくい。
毎日風呂で3回は髪を洗います。それは、髪についたシェディング臭がなかなか落ちないからです。私、においには人一倍敏感です。たとえば同僚が生理だと、においで分かります。そのにおいが私の髪の毛につくことも分かります。髪を洗わないで寝ると、枕にシェディングとかいろいろなにおいが移ってしまいます。
シェディングのにおいは当然服にもつきます。服はにがりですすいでから、一回洗って、またにがりをかけて、もう一回洗う、という具合です。こうしないとにおいが落ちません。
スパイクタンパク質はにおいだけじゃありません。洗って、においが落ちたとして、それでもまだ、皮膚が痛かったりする。ヤケドの前兆のような痛みです。まだスパイクタンパクがついてるんです。なので、もう一度洗い直し。。。
途方に暮れます。でも感じるので無視できず、もう一度洗う。生活の大半が洗濯と掃除です。