政治の思想やシステムは実は支配者が作ったシステムであり、枠組であるという視点をもてるかどうか。日本も世界も同じで、政治の思想は、右翼か左翼か、保守か革新か、資本主義か共産主義かに分けられます。アメリカなどが共和党と民主党の二大政党制を作ったのは、わかりやすいシステムです。そうやって、民衆を右や左の思想の中に閉じ込めることによって、コントロールがしやすくなります。

ほとんどの日本人は政治に無関心で、それはそれで絶望的なのですが、それでは国民が政治に関心を持てば希望になるかと言えば大間違いです。政治に関心を持ったところで、正義を振り翳し、耳障りの良いことを言うようなヒーローめいた政治家が新しく作った政党に肩入れしたは良いものの、それが右であろうと左であろうと、独裁者によって決められた淀んだ価値観の中で、少しでも違うことを言えば「裏切り者」や「工作員」と罵られ、排除されるのがオチです。

右翼であろうと左翼であろうと、優生思想を持った支配者によって操られている奴隷の中のシステムなので、そうではない新しい政治思想を作らない限り、希望なんてないのです。右でもなく左でもないと言えば、真ん中、政治用語では中道と言われたりしますが、実際の真ん中にいる人たちは、何でも適当丸出しなんとなくの塊であり、それは中道でも何でもありません。

私が提唱したいのは中道ではなく、同じ1人の人間が、時に極端に右翼的な思想であり、時に極端に左翼的な思想であるという政治思想です。これは本来の人間の姿であり、もともと先住民や野生動物だって、政治的な右や左のルールなんて背負って生まれてきません。 私はこれを今の段階では双翼思想とか両翼思想と呼んでいますが、超翼思想でもいいかもしれません。

仮にこの考え方がもう少し浸透したら、翼の名前は削除したいと考えていますが、現在は右翼や左翼が浸透しすぎているので、それを意識してやめる意味をこめて、翼の名前が入っています。このような、右翼でも左翼でもないという新しい政治思想の話が通じる人が増えたら、そこに希望を多いに感じることができるでしょう。少なくともこの話が通じる段階で大いに政治に興味を持った人が増えたことになりますし、今までの固定観念を打破した人が増えたことにもなるわけですから。


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