「人を相手にせず、天を相手にせよ。天を相手にして、己を尽くし、人を咎めず、我が誠の足らざるを尋ぬべし 」

これは、西郷隆盛の名言の一つです。隆盛の遺訓をまとめた『南洲翁遺訓』からの抜粋です。

人を相手にしないで、常に天を相手にするように心がけよ。
天を相手にして、自分の誠を尽くし、決して人を咎めるようなことをせず、自分の真心の足らないことを反省せよ、との意味です。

まさに、昨今の政治家にも聞いて頂きたい言葉です。

思えば、小さい頃に「お天道様が見てるよ」と言われてきたことを思い出します。

天の道については『無量寿経』の五悪段にも、
「天道自然にして蹉跌を得ず」とあり、天道とは因果の道理であることを示しています。

天の道とは、宇宙の真理・因果の道理をあらわす、正道であること心に刻んで、己を尽くしたいと思います。

仏様は常に我々を、
「見てござる、聞いてござる、知ってござる」お方です。

仏様相手に生きることの大切さを教えてくれている言葉だと、私は受け止めていきたいと思います。


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