(一部抜粋)
日本が自己増殖スパイクタンパク質の嵐に見舞われる前に

最近、東京理科大学名誉教授の村上康文さんが、日本で承認されたレプリコンワクチンについての投稿をされていました。

以下は投稿の冒頭です。

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今回のポストの目的は、一流の学術誌である Cell の査読済み論文において、現行のレプリコンとほとんど同じ仕組みのレプリコンを細胞に導入してみたところ感染性のある粒子が放出されるということが示されていたことを一般の方々に周知することです。

現在、日本で接種しようとしている単純な自己増殖型 mRNA ワクチンは感染性粒子が細胞から放出される可能性があると考える人は多いのですが、それが既に 30年前に示されていたというわけです。

このような論文がある以上、製薬企業側は感染性粒子の放出が個体間感染を招かないことを証明しなければなりません。これは開発側に課された義務であってレプリコンワクチンの危険性を懸念している研究者が証明しなければならないものではありません。

村上康文
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この後、長くご説明されていますが、

> レプリコンを細胞に導入してみたところ感染性のある粒子が放出される…

というのは、簡単にいえば、「レプリコン接種により人々のあいだに感染が拡大する可能性」についての話です。日本で承認された現在のレプリコンワクチンだと、抗原として使用されているのが、最初の新型コロナである「武漢株」ですので(受容体への結合能力はパワーアップしているそうですが)、武漢株の感染が広まる懸念ということですかね。「1に戻る」という感じはあります。

しかし、村上名誉教授の話からは逸れますが、「1ではない」のですよね。今の日本人の場合、

「多くの人々が体内に武漢株の感染増強抗体を持っている」

ため、免疫システムが結構反応しちゃうと思うんですよ。

感染増強抗体というのは、ADE (抗体依存性感染増強)というものを誘発する可能性のあるもので、それが起きるのは一部の人たちとはいえ、本来より「感染しやすくなり、重症化しやすくなる」という現象で、RSウイルスワクチンとか、デング熱のワクチンとか、いろいろなもので知られた現象です。

もちろんコロナウイルス(新型も含むすべてのコロナウイルス)もそうです。この ADE の観点からだけでも、コロナワクチンはどんなタイプのものであっても、本来、展開させるべきものではなかったんですけれど、もう遅いです。

ちなみに、レプリコンワクチンに使われている抗原が「武漢株」のコロナウイルスだということについては、もうそんなものは、この世に存在していないものです。「それを予防する」という前衛的な思想に基づいたもので、そもそも、承認した厚生労働省部局も、承認書に以下のように書いています。