老害は目を覚ませ。

二言目には、ただのバブルだとか、
日本の企業はダメだダメだとか、
勘違いも甚だしい。

日本企業の日経プライム(旧一部上場企業)の
7割に当たる、1155社で、PBRが改善している。
(図を見れば、その改善の様子は一目瞭然である)

はっきり言っておくが、日本企業の根本的問題であった、
生産効率の問題は、《技術的に》解消されたのである。
それが歴史的なこの一年で起こった最大の事件である。

それ(生産効率の改善)は、これから凄まじい勢いでおこる。
(それをやらない企業もあるかもしれないが、完全に置いていかれる)

現実には、日本では、PBR1割れ企業が多かったが、6割以上が、それを克服し、PBR=1以上となった。

今でもPBR=1に到達していない企業があることは確かだ。しかしたとえば、先日USスティールを買収することを意思決定した、日本製鉄ですら、PBR=0.69である。バイデンがあれだけ、嫌がった買収をやってのけている企業を、「割安」と思わない投資家がいるだろうか。

銀行なども軒並みPBR=1を切っているが、三菱UFJは、モルガン・スタンレーの筆頭株主である。

こうしたグローバル化の波の中で、伝統的大企業が次々とグローバルなガバナンス体制に移行していることをご存知だろうか。日立は成し遂げた(全世界ジョブ型を敢行、株価はこの5年で3倍)、JT(日本たばこ)も成し遂げた(典型的な日本の伝統的な重厚長大企業だ)。出遅れた、NECも跳躍を始めている(株価はこの3年で二倍となっている)。

さらにその先を行っている大企業も枚挙にいとまはない。(大抵、大型のM&Aを行っているのでわかるよ。もちろん東芝や日本郵政のような大失敗例もあるが・・・それは、その筋で動いているからだ。)

各年の3月末時点で前の年度末と比較可能なプライム企業(22年3月末以前は旧東証1部)を対象に集計したところ、24年3月末でPBRが1倍を上回ったプライム企業は全体(1638社)の61%に達した。昨年3月末は51%だった。7割にあたる1155社でPBRが改善し、184社が1倍割れを解消した。プライム企業のPBRの単純平均は約1.5倍と1年前の約1.2倍から上昇した。
」(日経)

ダメだダメだと反芻することこそが老害であり、すっかり置いていかれることになるだろう。

もう一度だけ言っておくと、日本が悩んでいた、生産・価値創造効率の問題は、《技術的に解消された》のである。それが世界のリーダ企業の共通認識である。(まあ、現実にそれをデプロイ&スケールすることは、簡単なことではないが。レベルの差はあれどやらない、という選択肢はない。そして先端企業群が、それが一番できているのは、実は日本である。(このこと(世界のどのリージョン(全世界50ほどある)よりも日本はできている。やれている。)をほとんどの人たちは知らない。驚くべきことだ。))

(PBRが何かとか、なぜそうなったか心当たりのない人は、話にならないので、早急の自己解放と、覚醒(というほどのこともない)をお勧めします。)


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