4月から日本は(長期にわたって)変貌する。

思っても見なかった企業(え、ここが!?)が跳躍する。

3月は、その最後の調整期間であり、厳しい局面も垣間見えることだろう。

当面のターゲットは、米大統領選だが、そこまでには、米金利政策の反転が起こる。

トランプは、未だ司法的なリスクを抱えるが、それは、ホワイトハウスの騒動ではない。

トランプが大統領になった場合の反転要因は、日本にとっても大きく、パリ協定からの撤退はもちろんだが、日本に関しては、円高への反転から、日本の核保有の可能性まで、スペクトラムは広い。

EVの減速は、ESGへの甚大な影響から投資構造、都市構造(スマートシティ、スーパーシティなど)、高齢者のライフスタイルという意味での歳構造、などと、影響は甚大である。

結局、経済、安全保障の問題の出口は、nm半導体革命から始まるが、Nvidiaのその先は、どう跳ねるのか、に全てがかかっている。

これは、ESGに決定的な影響を与えるため、(ESG投資=数千兆円規模の話なので)世の中が変わる。

その変わり方が、(現場ではすでに激しく、超過激に起こっているが)一般には見えにくい。

どう見たら良いのか。

GAIの片鱗は、Chat GPTに見ることが出来るが、エンタープライズ(Global企業)の7割以上はこれを(自分の本気の事業には)使わないため、わかりやすいが、見えにくい状態になっている。(概ね2桁勘違いしている。)

その先には、GAI Cloud 御三家(AWS、Azure、GC)があり、そうはいかない大企業群(雑駁に言って、時価総額数千億円以上)があり、GAIそのものを(機能分子や、機能たんぱく(典型的には創薬))生業とする桁違いの産業の創出が業態を変えつつある。(変えたところから跳ねる。)

その先の部分は見えにくいが、そこに至るまでのパスは、極めてわかりやすい。(なので話しているのだが)

理解の端緒は、Chat GPT の具体的経済転換部分を見れば良いが、これも、単純ではない。(LLMに任せたら仕事にはならない。)

この理解へのパスとして、下記を推奨する。この類の話は、星の数ほどあるが、しっかりRAGのパートを抑えており(Chat GPT 単体では全く話にならない。)実用へのイメージがしっかりと湧く(ここでも著者からの事例をいくつも紹介している)。
また、GAIの立ち位置の捉え方(素晴らしい(頭がいい)のはあなただ。)がしっかりしている。

カバーに、3倍の効率(時間ベース、作業オーバーヘッドベース)、と書いてある。

業務効率ではここまで行かないだろうが、とことんやり倒した実感としての3倍は、未来の理解を大きく助けるだろう。わかりやすく、ROE(価値創造効率)を3倍(指標としてPBR)にできるとすれば、日本は変わる。特に効率化の中には、すべての作文(企画、宣伝、報告、Legalなどを含む)に加え、プログラミングが入るので、概ね6割の仕事が影響を受ける。(効率だけでなく質的な変容を受ける。)

ここを理解すれば、ただのバブル、上げて落とすだけ、またまた陰謀論といった老害から脱脚できるだろう。

すべてのプロセス(価値創造(Value Chain)と物事の流通(Supply Chain))が決定的な影響を受ける。

ことが、ある程度、想像できるだろう。

armは、公開されたものの、Nasdaq100や、S&P500にはいってすらいないし、ラピダスは、まだ稼働すらしていない。

かといって、日本が変わるは、「熊本(TSMC)から千歳(ラピダス)までリニアを通して地方活性させる」などといった、時間がかかるものではない。(この5−10年で概ね完了。一応のターゲットは2035(ここまではFSが終了し、積算が終わっている))

その先に立ち現れる世界像をある程度把握しておかないと、ネットもスマホもない世界に住む人、みたいになってしまうだろう。(今回のスケールは、ネット+スマホの4倍程度、と思っていれば間違いない(現行のESG投資規模。これ自身も少なくとも倍増はする。)。とにかくスピードが早く、今年一年で3倍弱(11%→29%、Global Achiever)となる。)

日本がその中で、どれだけのポジションを取れるかは予断を許さないが、「伸び代が一番大きい」ことだけは、確かである。(投資は、「成長」に対して行われるので、これも(遅れている?+賃金が安い)良いことだ。)

*RAG(Retrieval-Augmented Generation):
 RAG は、大規模言語モデル(LLM)によるテキスト生成に、外部情報の検索を組み合わせることで、回答精度を向上させる技術のこと。 「検索拡張生成」、「取得拡張生成」などと訳されます。

これにマルチモーダル、推論機構との統合、などが基本となる。

《写真》ファースト・インパクトの様相。
著者は、日本のクリエータ産業の主要人物の多くを輩出しているデジタルハリウッドの主導人物(教授+メディア図書館長)であり、元祖アルファブロガー(書評)という筋金入りの distinguished top curator である。既に関連企業も立ち上げている。(ネット時代にも創業し、株式公開(Data Section, マザーズ)している。)
(2024/3/21刊)

何が優れているかといって、タイミング。
3月1日では早いが、4月1日では手遅れ。
(この意味がわからない人は読んだ方が自身の将来価値が高まるだろう。)


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