(一部抜粋)
血液脳関門は確かに破壊されていた

以前、スパイクタンパク質が「血液脳関門(BBB と略されることが多いです)を破壊する」可能性について、以下の記事で取り上げたことがありました。

(記事)血液脳関門が破壊されると、どうなってしまうのか
In Deep 2023年4月13日

ドイツの論文を取り上げたもので、そこに、

> スパイクタンパク質は RHOA 遺伝子の活性化を引き起こし、血液脳関門の破壊を引き起こす。

という記述があり、知ったものでした。

最近、科学誌ネイチャーに、

「コロナの長期の後遺症と血液脳関門の破壊についての関係」

を述べたものがありました。

それは、後にご紹介しますが、論文はこちらにあります。

血液脳関門というのは、この文字通り「脳の関門」であり、血流から病原体や化学物質などを含む異物を脳に入れないためのバリアです。

この機能があるからこそ、私たちの脳は一般的なウイルスや病原体や多くの化学物質から守られているわけで、血液脳関門に異常が起こると、かなり厄介なことになり得ます。

この血液脳関門を「突破するもの」は実はいろいろとありますが、最近のご時世でいえば、

・脂質ナノ粒子 (過去記事)
・スパイクタンパク質そのもの (過去記事)

が、血液脳関門を突破して脳内に入ることがわかっているものたちです。

このことは、どちらも、日本でワクチン接種が始まる以前に研究でわかっていたことであり、それだけに、接種キャンペーン前から「そういうものを人体に打ち込むというのはどういうものなんだろう」とは思い続けていました。

以下は、3年前の記事で、これは、ポリエチレングリコールではなく、アストラゼネカのワクチンに使用されていた脂質ナノ粒子ポリソルベート80 (子宮頸がんワクチンのガーダシルにも使われています)というものについて調べた記事です。