下の図をご覧ください。

これは、古代世界の年表です。

人類史上最初に起きた文明ともいわれる
エジプト文明や、中国文明などが勃興した
時代の歴史が書かれています。

ここで、注目していただきたいのが、
一番上に記された日本の「縄文時代」。

どの王国よりも長く
続いていることがわかります。

さらに、
この年表に記されるよりもっと前
旧石器時代にも日本の歴史が
築かれていたことがわかっています。

旧石器時代の日本に残る遺跡の数は
なんと、10,000を超えていました。

さらに、世界最古級の土器破片も
「日本」から出土しています。

 

そんな「遺跡の宝庫」であり、
長い文明が形成されている「日本」。

田中英道 東北大学名誉教授は
このように言います。

「縄文時代は1万年以上も続きました。

 他国では、争いが絶えず
 滅亡と興亡を繰り返していましたが、
 日本では、1万年に渡り
 人々は平和な暮らしを送っていました。

 すでにそのころから
 日本の文化というものは非常に
 ユニークだったのです。

 多くの方が想像しているような
 縄文人は野蛮人などではありません。

 信仰心を持ち、世界最高レベルの土器を制作し、
 年功序列の制度のなかで
 高度な精神性を持っていました。

 その精神が、1万年も続く縄文時代を作り
 そして、我々日本人の精神を築きました。

 そのときから、日本人というのは
 変わらないのです」

このような、1万年に渡る
誇り高き文明が日本にはありましたが、
残念なことに日本人は自国の「古代史」について
ほとんど知りません。

なぜなら、これまでの日本の歴史は、
すべて「文字」の歴史をもとに
作られてきたからです。

「文字」として残されていなければ、
それが正しいと認めることができないとされ、
文献のみが歴史であると認識されてきました。

日本で文字が使われ始めたのは、

5世紀ごろと言われており(諸説あり)
これは人類が誕生してから現在に至るまで、
ほんの1500年程度の出来事。

日本に人々がやってきたのが
4万年以上前であることを考えると、
文字を持たない時代が
圧倒的に長いことは明らかです。

しかし、古代は文字がないからと、
まともに研究されてきませんでした。

日本全国にある遺跡数は、
46万5021ヵ所(参考:2013年3月 文化庁発表データ)と、
世界の遺跡数と比較しても、
トップクラスに遺跡が発掘されていますが、

年代が調べられるだけで
「どのような生活をしていたのか」
「遺跡はなぜ作られたのか」
といったことが
ほとんど調査されていません。

その結果、世界・日本の歴史を揺るがす
数々の大発見が「日本」で起きていますが、
それらは無視し続けられています。

学校の歴史教科書では、
1万年以上続いた縄文時代は、
狩猟採取や竪穴住居に住んでいた、
といった話が数ページに収められている程度。

日本の起源や成り立ちについては、
ほとんど教えられてきません。

それが、私たちの本当の歴史なのでしょうか?

われわれ日本人の1万年間は、
本当にそれだけの薄っぺらの歴史なのでしょうか?

先人たちが、“カタチ” で表現した
文化遺産を解読することでわかる
まったく “新しい歴史” を伝えていきたい…

世界最古の国「日本」に息づく
誇りを広げていきたい…


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