(一部抜粋)
弱毒化されるメカニズムは開発者も知らない
先日の以下の記事で、今、わりと世界中で接種が奨励されている麻疹(はしか)ワクチンについて書きました。麻疹ワクチンは生ワクチンです。
[記事]麻疹の歴史に見る「ワクチンの威力」。そして、感染症の流行を制御できるのは自然の成り行きだけ、と改めて思う
In Deep 2024年2月13日
生ワクチンというのは、一般的に、「病原体となるウイルスの毒性を弱めて病原性をなくしたもの」と説明されます。
しかし、私は「どのようにして毒性を弱めているのか」ということについては知らなかったのですね。何となく、組み換えたりして、いろいろとやっているのかな、程度にしか考えていませんでした。
しかし、そのことについて少し調べていたら、
「こういうことなの?」
と知ることがありました。
以下は、国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)という国立の機関のプレスリリースからの抜粋です。これは飼育動物用のワクチンの話ですが、原理は人間のも同じだと思います。
太字はこちらでしています。