【質問】

「悟りの三相」について、ダンマパダ〖法句経〗で教えて下さい。

【回答】

ダンマパダ〖法句経〗には、以下のように説かれています。

【277偈】

「一切の形成されたものは無常である」(諸行無常)と明らかな智慧をもって観る時に、人は苦しみから遠ざかり離れる。これこそ人が清らかになる道である。

【278偈】

「一切の形成されたものは苦しみである」(一切行苦)と明らかな智慧をもって観る時に、人は苦しみから遠ざかり離れる。これこそ人が清らかになる道である。

【279偈】

「一切の事物は我ならざるものである」(諸法無我)と明らかな智慧をもって観る時に、人は苦しみから遠ざかり離れる。これこそ人が清らかになる道である。

三相とは、一切の現象の真の姿を表す言葉なのです。
 
一切の現象というのは、すべての生命や大宇宙の物質的な存在も入ります。
 
このすべての現象の本来の姿、本質、本性が三相です。
 
それは、無常・苦・無我の三つです。
 
仏教の根幹をなす、大事な真理です。

②唯識講義【平成30年09月12日】苦しむ世界で苦しみなく【無常・苦・無我】
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     【終了】


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