【💖よしりん講和💖=勝機を掴むタイミング=👊】人生において、勝機をつかむタイミング以上に大切なことはない、と断言できるほど大事です。人生にはおそらく、何万回も勝機があります。しかし、何も考えていない人は『結婚を決めるタイミング』位しか、この勝機をつかわないかもしれません。なぜならば、日本は小学校の入学も、大学の受験日も、就職活動の解禁日や入社式まで日が決められており、自分の意志でチャンス(勝機)を導く訓練すらされていないからです。死ぬ日も自分では決められません。そして一般には、スポーツ(例えば選球眼や盗塁のタイミングなど)や限定チケットの入手くらいしか、人は勝機をつかいません。なぜならば、勝機のタイミングは一瞬だからです。1秒すら考えるじかんはありません。しかし、これらは所詮、遊びや道楽です。

この勝機を導くタイミングを、自分の意志決めることを、

『決断‼』

といいます。

 ここが大事です、親であれ、夫であれ、自分以外の人に決断してもらったのは、決断ではありません。

 人生を自分のモノにする=勝機を自分の意志で決める、です。

 経営者はもちろんのこと、誰であっても勝機はズバリ人生その物に使うのです。人生には何万回も何百万回も勝機は訪れているのです。

 1秒に一回以上勝機は訪れていると言っても過言ではありません。

 五輪書の中で、敵の崩れを見逃すな!という文章があります。
(原文)

くづれを知と云事。崩と云事ハ、物毎に有もの物也。
其家の崩るゝ、身のくづるゝ、敵の崩るゝ事も、時にあたりて、
拍子ちがひになつて、くづるゝ所也。
(途中、略)
敵立かへさゞるやうに、打はなすもの也。
うちはなすと云事、能々分別有べし。
はなれざれバ、したるき心あり。
工夫すべきもの也。

 敵が崩れて、敗走したら終わりなのではない。

 敵が崩れて逃げ出したら、それを徹底的に追撃する。

 そして回復不可能なまでに粉砕しなければならない。

 完璧に粉砕する。

 その勝機を見逃してはなるまい、ということです。

 敵が崩れるたら勝ちではではない。崩れるタイミング、逃げるタイミング、再起不能になるタイミング、これらは全て勝機であり、一切見逃すな!ということです。

 これらの全ての勝機を見極めて再起不能にまでしたとき、初めて勝利なのである、と。

 現代は戦国時代ではありませんので、これを人生に当てはめます。

 運が悪い、という人は、単純に勝機を逃しているに他なりません。

 勝機はどこにでもあるのです。

 目の前にも、後ろにも、右にも左にもあります。

 それがある、とおもっていないと『運が悪い』という表現になります。

 うちにいらした、ある患者様がいます。

 セカンドオピニオンを下してもらうために、私の元に来ました。

 わたしは、CTや単純撮影のレントゲンを撮影して詳しく説明しました。

 『早くこの重度の歯周病の歯を抜歯してそこに骨をつくる治療をしないと、前歯が自然脱落してしまいますよ。そのときには、口腔と鼻腔がつながってしまうので、骨の移植手術を行い、鼻腔閉鎖術などの大掛かりなオペをしなければなりません。決断してください』

 といいました。

 患者さんは、『歯を抜くのはいやなので、抜かないで治してください』というので、わたしは

『もう、その歯は抜けています。隣の歯と金属で連結しているから抜け落ちないので、もし抜け落ちるときは、前歯ごとすべてとれます。そのときは審美障害のみならず、咀嚼・嚥下・呼吸・発音、そして治療期間と治療費が大幅にかかります』

 といいました。

 それっきり、その方は来なくなったのですが、なんと3年後にまったく同じ主訴(セカンドオピニオン)でまたいらしたのです。

 案の定、口腔と鼻腔はつながってしまい、大変な再建外科をしなければ、生物学的に必要な生活ができない状態です。

 『何十件もまわりましたが、全ての診療所で歯を抜く、といわれたので、抜かない診療所を探しています』

 この患者様の悪口をいっているのではないのです。

 この方も抜かなければならないことは十分わかっていますが、

 『決断』

 が自分でできないのです。

 これは、歯の治療だけではありません。

 今、目の前にある階段とエスカレーター、どちらを選びますか?

 今、そこにある水とコーラ、どちらをえらびますか?

 少し急げば、遅刻しない電車と、普通にあるいたら絶対に遅刻する電車

 今、謝れば許してくれるのに、腹が立つからといって、今は謝らない…

 今布団から出るか、5分後にでるか。

 今日は、靴を右足からはくか、左足からはくか。どちらの方が、より運を導くのか? 

 今、そこに勝機はあります。どこにでもあります。悩まないで、一瞬で決断するのです。

 いかなるチャンスも逃さず、どんなものも利用して勝機をえるのです。

 そのためには、

 『準備』

 が必要なのです。

 田中角栄元総理は、総理に就任する半年前に日中の問題を解決すると決め、勝機が訪れるためにすぐ実行できる準備を相当前から進めていたそうです。

 そのためには、なんといっても国民からの高い支持率が必要であり、周恩来や毛沢東という実力者との直接交渉が出来る環境整備も事前に作らねばなりませんでした。

 これが準備です。

 そして時が来ます。

 この今しかない攻めるしかない!!というタイミングを角栄氏は逃さなかったのです。これが日中国交正常化につながりました。

 尋常小学校しか出ていない者が、議員になり、そして大蔵大臣になり、総理になり、そして歴史に名を遺す日中国交正常化を実現しました。

 常に準備をし、決断をしていただけです。

 準備=チャンス、チャンス=準備、そして勝機を一瞬も逃さない。相談もダメ、よく考えるもダメ。いまここにあるチャンスを絶対に逃さないという、強烈な意識が人生には必要です。

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