プーチン大統領の演説に熱狂するロシア市民の様子が報道され、これに対して「やはりプーチンは素晴らしい！」というような見解を多く目にするが、国家元首の演説と言うものは、例えばアドルフ・ヒトラーやベニート・ムッソリーニも、その演説で人々を魅了したことは周知の事実。（演説原稿を書いているのは本人ではないことぐらいは理解してますよね？）
ロシア（ソ連）の近代史を省みれば、１９２１年にソ連共産党・書記長の座に就いた「ヨセフ・スターリン」も、その雄弁さで国民の支持を集めたがレーニンの死後、独裁勢力となった彼は国内のマス・メディアに対して厳しい報道規制を敷き、自分の政策に異を唱える政治家、学者、ジャーナリストなどを「反革命分子」として逮捕～拷問し、１９３６年から３７年の１年間で約７０万人を処刑している。
現在プーチンはロシアの独立系のメディアをほぼすべて閉鎖し、ジャーナリストに対しては当局による発表をそのまま報じなければ最長15年の懲役刑に処すと勧告し、反戦デモの参加者を数千人単位で逮捕させている。
一つ目組合が政治家にやらせることは、いつの時代も変わりない。
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