「やるべきこと」

結局、指を咥えて待っているしかないように思うかもしれない。

戦争は資産家と政治家が始め、コントロールも彼らが行う。国民は陰で"やいのやいの"言うぐらいしかできない。

しかし、出来ることはある。

寄付や応援メッセージだけではなく、戦争を終わらせる抗議活動だけでもなく、自らを守る活動。

Twitterに書いたのだけど、日本の食料自給率を40%弱と言う人がいるが、残念だが現実には限りなく0%。

輸入天然ガスの高騰で窒素肥料が作れず、リン鉱石もカリ鉱石も輸入。有機肥料の元の配合飼料も輸入。農薬の原体や、種までも輸入。

今の世界状況で輸入が困難もしくは高騰すれば、日本は食料は自給できない。

ロシアへの経済制裁とか威勢のいいことを言うが、自給率の高いロシアに経済制裁などすると、多分こちらが潰される。

農林水産省は当てにならない。彼らは肥料や農薬や穀物を輸入することにしか関心がなく、無肥料無農薬の栽培法など見向きもしない。

かつてヴァンダナ・シヴァ氏は、肥料や農薬の導入を、"緑の革命"という名の植民地化だと言っていた。

その通りである。肥料や農薬がなければ食料が作れない構造を、見事に受け入れさせてしまっているのである。

これは資源の豊富な大国の力を強めるだけの愚策であった。しかし、日本は大して必要のない科学技術産業に力を注いでしまったのである。

生きていくだけのためにはさして必要のない…。

もし、資源の乏しいこの国でも食料を自給出来る栽培方法の技術革新や保存、継承に力を入れていれば、日本の国力はもっと高かったであろう。

しかし、もう期待はできない。

だからこそ、今、個人レベルで無肥料無農薬栽培の農へシフトしてはどうかと思う。

個人レベルで栽培方法の技術革新や保存、継承に力を入れるわけである。公的に進まないなら民の力で実行する。

僕がそう思って動き出したのは8年前。今頃になって、やっとその意義を見つけ出すことできるようになった。

無肥料無農薬栽培は、誰にでも出来る農法である。なぜなら自然界が数億年という歴史で続けていることだからだ。

別に僕のところに学びに来いという意味ではない。ステマではない。僕にも限界はある。

大切なのは、ポリシーを決め、ひたすら自分で実行してみることだ。

プロの農家ではないのだから、病気もなく虫食いもないものをたくさん作る必要もない。成功ラインをグッと落とせばいい。

トマト一個できればそれでいいではないか。いや、二個作って一つは種にすればいい。それで充分である。

どう考えても国は国民の暮らしを守ってはくれない。パフォーマンスだけの政治家に何を期待しているのか。国会での質問と回答、Twitterでの言い争い。そんなのばかりだ。

やるべきこと。これもTweetした内容である。是非心に刻んで欲しい。

これからの食料高騰に備えて

①米農家と強く繋がること
②野菜、麦、大豆、菜種が作れる空き地を見つけること
③無肥料無農薬で作物を作る知識をつけておくこと
④種を採り方を学ぶこと
⑤調味料の作り方を学ぶこと
⑥同じ行動を起こす人と繋がること

憂うことなきこの先の人生のために。

ブラウンズフィールドの農的暮らし体験連続セミナーにて。

https://www.facebook.com/100002135434218/posts/4950411931706606/