人間というのは不思議なもので、欲に流れている間は、どんなに時間を過ごしても、無駄にしているとは感じないのに、時間を大切にしようと、大切なことの為に時間を使うと、何かこれだけで一日が終わってしまうなんて、勿体ないなと思ってしまうものです。
きっと、時間を大切に使うと、時の流れを感じて、残りの時間がどんどん少なくなっているように感じるからだと思います。
私はいつも夜時間があるので、仏法の執筆などに時間を使おうとすると、今日という日が仏法の為に時間を使っている間に終わってしまうことに、一日がこれだけで終わってしまうのかと感じます。
一日あっても、やれることは、これだけかと感じたくないのだと思います。
でも、本当は一日というのは、実際に大切にすると、やれることは少ないのだと思います。時間を大切にしようと思うと、今日という日が残り何時間だと思って過ごしてゆく。
そして、時間というのは、みるみるうちに減ってゆく。だから、何もしないうちに一日が終わってゆくように感じるのです。
でも、欲に流れると、時間を過ごしても、時が流れたと感じない。今日という日が欲に流れて終わってしまっても、まるで今日の延長線に明日があるように感じて、いつまでも時間があるように感じてしまう。
結果、終わりのない時間を過ごしているように、膨大な時間を欲に流れている間に過ごしてしまう。
残るのは、楽しかったなという感覚だけ。人生何もしない間に終わってしまう。
本当は一日一日今日が終わってしまうのだと意識して残りの時間はあと何時間だと考えながら過ごした方が大切に過ごせると思うのですが、時の流れを感じながら、時を過ごすことは、今の自分にとって苦しいように感じます。
毎日がかけがえの無い時間を過ごしていながら、時間を無駄に使っていることは、勿体ないなあと感じますが、なかなか時の流れを感じることはできないものだなと感じます。
人生には限りがある。人生にとって一番大事なものは時間だと思って、毎日を意識して生きてゆけるようになれたらいいなと思いました。
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