何が幸せかと思うものは、人によって違います。

もちろん仏教は本当の幸せとは何かを教えられたものですが、いきなり、これが幸せだから信じなさいと言っても、相手は信じるものではありません。

だから、仏教では相手が何が幸せだと思うか、それに合わせて教えを説かれる。

たとえば、お金が幸せだと思う人にはお金が儲かる教えを説くし、出世が幸せだと思う人にはどうしたら出世できるかを説く。

人によって求めるものが違うから、その人その人に合わせて教えを説く仏教も、人によって違った教えになる。

でも、その人に合わせて教えを説きながら、同時に心にも目を向けるようにしてゆく。

結局、何をしても、どんなものを手に入れても、心が幸せでなければ幸せを感じない。

心の幸せこそ、本当の幸せなんだと段々と導いてゆく。

入口は一人一人違うが、最後は同じ心の世界へと導くのが仏教なのです。

https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=1316764262151671&id=100014543282061