【予防原則4つの要素】
われは総(すべ)て毒あるもの、害あるものを絶(た)ち、悪しき薬を用いることなく又知りつつこれをすすめざるべし。

これは、ナイチンゲール誓詞の一説で、看護にあたるものの心得の1つとされているもの。毒あるもの、害あるものを絶ち、悪しき薬を用いない、また知りつつこれを勧めない、という至極当然の内容である。

が、今や、重症化リスクの低い子どもたちに、重症化予防のために、治験中で長期的な副反応が不明であり、短期的にも接種後の死亡者、重篤者がかなり多い薬を国を挙げて接種しようという世の中になってしまっている。

コロナが始まってずっと、社会が混乱した状態にあり、混乱の中であればほとんどが理性を失ってしまうので、声が大きく頻回に聞く内容に従ってしまう傾向にあるようだ。

そんな中では、何かしらのルールに主軸をおいて、それを起点に改めて考えていく必要があると思う。

医療や公衆衛生における予防原則というのは、主に4つからなるそうだ。

●予防原則の4つの要素
・科学的確実性の要請の緩和、 
・立証責任の転換、 
・ゼ ロ リス ク・スタンダードの断念 、
・ 民主的な意思決定手続きとインフォームド・コンセント

これ4つとも、日本ではかなり過小評価されているように思う。

・科学的確実性の要請の緩和、
生態系などの環境や人の命に関することは、取り返しがつかないこともあるため、科学的に確実な因果関係が明らかでなくても、そのが蓋然性(そう見えるような何か)があれば、取り止める、というもの。

・立証責任の転換、
安全性の立証責任は、リスクのある行為を行おうとする側にある。厚労省としては、安全性が担保されていると言っているが、それに納得できる状態ではないわけで、もっと踏み込んだリスクコミュニケーションが必要になる。

・ゼ ロ リスク・スタンダードの断念 
ゼロイチで、全部、辞めるめるかやり続けるか?という判断の仕方。他の国では、重症化リスクで年代を分けて、接種勧奨から外しているが、日本は、5歳~11歳にも始めてしまったわけで、もしかしたら、さらに低年齢化する可能性さえある。

ゼロリスクと言っているわけではないが、リスクを過小評価して国として全年齢に勧奨しているのは、ゼロイチの判断基準がある故だろう。

・民主的な意思決定手続きとインフォームド・コンセント
これが、最も欠けているところだと思う。今回の接種事業において、分科会の専門家が協議をするだけで、そこに、まったく市民の意見が取り入れられることがない状態。市町村にしても、市民の声を実際に取り入れる開かれたコミュニケーションの場がまずないのが問題だろう。

情報公開の前提があって初めて成り立つものなので、副反応疑い報告など、意思決定に関わる重大な情報を公開していない状態だけで、そもそも市民の意思決定を尊重しません、と言っているようなもの。

本当、いつまで続けるのか?行政の不備はきちんと指摘して、改めてもらうのは市民、国民の当然の権利だし義務でもある。任せっぱなしにもできないよね。

動こう。

参照:薬害工イズと予防原則、コメント欄にリンクあり

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