【よしりん講話 =治療の本質は原因除去療法であり、対症療法ではない。ノーベル賞をとっていたとしても、オプジーボもiPS細胞も、所詮は対症療法=】本来、治療は二種類しかなく、原因除去療法と、その後の再生療法しかないはずだ。応急処置は命を救うため、対症療法は治療が何らかしらの理由(状態が末期で治療法がない、キツイ言い方だが、お金がない、頭が悪くて治療が理解できない)で原因除去ができないときに、仕方なく痛みや辛さを押さえるだけの治療だ。後者二つは本来は治療ではない(治す、療養、が治療)。

 原因除去の診断は、東洋医学の陰陽五行説に基づく八綱弁証だ。これは東洋医学の診断であり、『証』という。この『証』を立てる(西洋医学でいう、診断を下す)ために、患者を実証(体力がある人)と虚証(体力がない)、熱証(体温が高い)と寒証(体温が低い)と言うように分ける。

 あくまでも相対であって、四つに分類するわけではない。

 その後、『望診』といって、遠くからその患者の発するエネルギーの強さや弱さを診る。

 次に『視診』といって皮膚の色・きめの細かさ・左右の瞳孔の大きさの違い、黒目と白目の境界がくっきりしているかいないか、目が充血しているかいないかなどを診る。

 さらに『聞診』で患者の喋りかた、話す内容などから病気を診察し、また患者の知能も診る。

 そして『触診』『切診』『脈診』という順番に患者の体を見て触って臭いも買いで五感で診断をし、ここが原因だ、というところに、その場で鍼治療をして、頭痛が消えた、難聴が消えた、胃痛が消えた、などの結果がでれば、その『証』は正しい。

 その『証』に見合う薬、つまり漢方薬を出せば間違えは無い。

 これが真の東洋医学の診断だ。

 風邪に『葛根湯』、生理痛に『当帰芍薬散』、便秘に『センナ』などを出すのは、西洋医学的診断にただ漢方薬をだしているので、全く間違えた漢方の処方だ。

 というか、殆どの『自称東洋医学をおこなっている』という医師や薬剤師がこの『西洋医学の診断に漢方薬を処方する』やり方で処方している。

 東洋医学では、五行である『木』『火』『土』『金』『水』にそれぞれ『肝』『心』『脾』『肺』『腎』等が相当し、さらにこれらが『忍耐』『道徳・恋愛』『嫉妬』『許容力』『適応力』などの感情が相当する。

 例えば、寒証(体温の低い人)で熱証の男性で嫉妬という感情が強ければ前立腺がんになるし、激怒や復讐という感情があれば、胃がんになる。

 ところが、この同じ実証でも熱証だと、激怒や復讐は心筋梗塞を起こす。

 つまり、同じ感情でも、証が違うと別の病気になる。

 ノーベル賞はとったけど、癌の原因除去をしないオプジーボも対処療法。

 同じくノーベル賞はとたけど、パーキンソンになる原因除去しないでiPS細胞による神経細胞治療をしても対症療法。

 だから、この感情を整えること=内臓を整えること=正しい栄養を取る、を如何なる疾患であっても先ず行う。

 そのためには、口唇・口腔からの治療が最も大切。

 唇、舌はもっとも鋭敏な感覚受容器。

 だから、赤ちゃんはこの唇と舌でお母さんの乳首を認識し、そしてこの二つをつかって吸啜する。

 吸啜がおこると鼻腔を発達させて、口呼吸から鼻呼吸できる人間に発育する。

 この鼻呼吸ができることによって、呼吸しながら咀嚼ができる人間ができる。

 咀嚼によって、アミラーゼを出し炭水化物を消化し、さらに唾液中の分泌型IgAと混ぜることで、善玉腸内細菌を小腸で増やす。

 かまずにヨーグルトやヤ〇ルトの乳酸菌のんでも、咀嚼しないと腸に善玉菌定着しない。

 つまり、唇と舌と咀嚼(歯と顎関節と咀嚼筋)を消化器学から外すから、アレルギーが起こるのだ。

 こんなことは、農獣医学では当たり前なのに、人間になると消化器学とは唇と口腔を外して食道~直腸とし、肛門は肛門科になったりする。

 つまり、原因除去をしないで、癌治療やアレルギー治療をしているのは、砂糖だらけで歯を磨かない人間に虫歯治療をしているのと同じなのだ。

 それが、いまの西洋医学、というか日本の保険治療。

 これらは💩です。完全に💩治療だ。

 で、原因除去されたら、あとは臓器や細胞をもとに戻すのだから、治療は再生療法しかすること無いはずだ。

 あたりまえ。

 でも、日本の保険治療は、頭が痛いから鎮痛剤、眠れないから睡眠剤、鼻がつまるから毛細血管収縮薬、胃が痛いから胃粘膜保護剤、便秘だから下剤、癌だとオブジーボ。

 これでは医者さんごっこではないのか?

 そうすると真面目に治療すると原因除去の治療ばっかしになるので、患者さんの洗脳を解く治療=カウンセリングと、壊れた臓器を治す治療だから再生治療=オペばっかりになる。

 これがわたしの日常臨床だ。

 精神科医と脳外科医は一番仲が悪いが、この仲の悪い精神科治療と外科治療をミックスし、さらに唇と舌から始まる口腔治療、さらに原因除去の診断としての東洋医学、とくに鍼治療をしないと、原因除去+再生療法はできないのだ。

 東洋医学といって、鍼治療をせず、漢方薬だけで治療しているのは片手落ちだ、東洋医学を標榜しているドクターよ。

 こういうことを発信しているだけでなく、実践もしていると、とかく同業者からいろいろ言われる。

 言われるどころか、保健所がきたり、税務署がきたり、警察まで来ることもあった。

 理事長解任決議案を、横浜市議会に出されることもあった。

 しかし、だ。

 患者さんのために生きる以上に、わたしは創造主である神様が喜んでくれ、神を幸せにするために生きているから、どんなにつらくても認められなくても苛められても攻撃されても、わたしは何とも思わない。

 ただ、それだけだ。

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