「無知の知」
玄米一つとっても、その炊き方で毒にも薬にもなる。
わざわざ毒を摂りたいと思う人はいないと思うけど、知識がなければ毒を喰らうことになる。
お米は種。種には幾つかの毒がある。
動物に食べられても消化しないように細胞壁を守る消化酵素阻害物質。
発芽を抑制しているアブシジン酸。
ミネラルを保持するために鉄や亜鉛とキレートで繋がったフィチン。
書き忘れたけど、糠に含まれるヒ素の問題も。
その点を発芽というキーワードで解決し、玄米を健康で美味しく食べるための秘策を伝え歩く。
それが、仲吉 京子さんの宇宙一美味しい玄米の炊き方教室。
今回は、たねのがっこうで、午前午後の2回に分けて開催した。
他の例で言えば、食品添加物は毒ではない。でも、それは少量摂取の場合の話で、大量摂取すれば毒になる。
野菜を早く大きく育てようと思って撒く肥料も、節度を守らなければ、強毒になる。
生物毒が生成されないようにと農薬を大量に撒けば、野菜や穀物が弱ってくる。
"過ぎたるは及ばざるが如し"ではなく、"無知の知"。己の無知を自覚することが真の認識に至るわけで。
だから、僕はいくつになろうが学ぶことを辞めない。
もし、健康のためと無理してパサパサの玄米を食べているなら、まだ白米を食べる方がいい。
何事も、美味しいから食べると言うのが基本だから。
プチプチと口の中で弾ける玄米であり、甘味もあり、旨味も強い。そして毒も無い。
そんな玄米の炊き方を教わった一日だった。
それにしても、たねのがっこうのある郡上市は、今日一日、ピンポイントで雪が降り続いた。
そんな中、ほとんどの方がめげずに参加してくれたのには感謝しかない。
もし玄米を食べているなら、どこかで開催されるだろう、京子さんの玄米の炊き方教室。参加してみるのをお勧めする。
さて、おやすみなさい。
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