【法改正のやり方とミスリードがひどい】
今、「予防接種法施行令の一部を改正する政令」に対してのパブリックコメント期間中。2月10日~14日23時59分という短さなのも酷いんだけど、2点、抱き合わせの法改正になっているのもまた酷い。

1つは、今、騒がれているように「妊婦を、コロナワクチンの努力義務対象にしようとするもの」、SNSで、今回のパブコメをしようと声を上げている人は、これに反対しているからである。

新型コロナ感染で、妊婦さんが重症化する明確なエビデンスもないし、そもそも20代~30代の若い女性が多いと思う。コロナの重症化リスクは低いだろう。さらに胎児、産まれた子どもへの影響が中長期で全くわからないのに、努力義務を適用するのは鬼の所業だと思う。

なので、個人的にも大反対。

ただ、今回の法改正は、もう1点抱き合わせになっている。

それが、「12歳未満への努力義務を適用しない」という改正案である。これは、妥当な判断だろう。というか、接種の勧奨を止める方が重要なので、パブコメに対しても努力義務外すのは当然、接種の勧奨も不要とコメント寄せた。

氣になるのは、今回の法改正へのパブコメを寄せようと、SNS上で声が上がっているのが、「妊婦さんへの努力義務適用」についての内容しか書かれていないことだ。

つまり、SNSの安易な投稿だけを見て、内容をよく読まずにパブコメを寄せてしまうと、「今回の法改正に反対!」という安直なコメントを入れる人が増えるかもしれないわけだ。

そうすると、抱き合わせになっている「12歳未満の努力義務適用除外」に関しても、国民から反対意見が入っていると、政府はアピールすることができるようになる。

そういうパブコメが多ければ、どうなるか?

政府、厚労省は、12歳未満の努力義務を適用しない方向で進めていましたが、国民からの反対意見が多かったので、努力義務適用する方向にします、という流れを作ることも出来たりする。

今回、子どもたちへの接種について、いらんやろ、危ないやろ、と世論が盛り上がり、エネルギーが高まっているのは、良いことではある。

しかし、大きなエネルギーというのは、その方向性を間違えれば、望まない方向、自分たちで自分の首を絞める方向にも作用してしまう。

で、国家権力やメディアを管理している人たちは、そういった手練手管はお手の物であって、まかり間違えば、掌の上で転がされてしまうわけだ。

時間がないし、焦る氣持ちも嫌というほどわかるんだけど、勢いだけでやるのは、かなりリスキー。

声を上げるだけではなくて、知ることが大事。勉強も必要になる。ムーブメントに乗っかるだけは、誰でもできるけど、時間をとって新しいことを学ぶのは骨が折れる。

おれも予防接種法とか、コロナ始まってから初めて読み込んだし。

でも、その力を割かなければ、本質的な変化は起きない。一人一人が自立すべく変化を求められてるよね。

※パブコメリンクはコメント欄に。

(コメント欄より)

https://www.facebook.com/100000661120222/posts/5142898885742098/