■テレビの鑑賞法。

前回の記事と同じ資料として「CBCTV チャント!」という番組を提示している。このコーナーのキャスターは「大石邦彦」というCBC(中部日本放送・テレビ部門)に所属するアナウンサー。つまり同社の社員の方。

放送局が発信している電波なので、当然だがそれは「局の製品(商品=コンテンツ)」であり、そこに大石という人間の「個人的主張」は含まれていない。番組内で使用されているテロップの類を見ればアホでも理解できると思うが、番組の進行は分単位で決められており、その場でキャスターが何を話すのかは「台本」によって決定され、フロア・ディレクターによって管理されている。

番組内容は一見するとワクチン医療に対する異論、反論のように思えるが、このような「反体制的(反ワクチン的)な内容の番組」を、俺は個人的に「ガス抜き番組」と呼んでいる。つまりワクチンの弊害に対してマスコミ各社がノーコメントを通してしまうと、庶民感情が体制の望まない方向へと動く可能性がある。そこでこの局のような地方ローカルを利用して「ガス抜き」をするわけだ。

テレビ・コンテンツは目的があって制作~放送されている。その予算はスポンサーが請け負う。番組は(当たり前だが)スポンサーの意向に沿った形で制作される。そこに「正義の主張」とか「社会的義務」などというようなおめでたい理想論はない。製薬会社も食品会社もおもちゃ会社もパソコン会社も、その製品の原料となる石油化合物を扱う化学マテリアル・メーカーとは無線ではない。また、それらのグローバル企業群は国際銀行連合及び、財閥(財団)という共通資本によって連動している。各マスメディはそれらの「宣伝担当=スポークス・マン」として機能している。

自分が今、見ている映像が何なのか?何を目的としているのか、誰が制作したのかを、ちょっとは考える必要がある。

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