一昔前は、と言っても僕の親父の年代の子供の頃の話しだけど、醤油搾り師という職業があったらしい。
自宅で栽培した大豆や麦、あるいは搾り師が栽培した原材料を使用して、搾り師に醤油麹を醸してもらう。
それを自宅で2年熟成させたあと、搾り師が搾り槽を荷車に積んで家にやってくる。搾り師のところに醤油麹を持っていくこともあったらしい。
そして一年分の醤油を搾る。
周りに醤油の良い香りが漂い、餅をついて食べたり、海沿いなら魚捌いてちょいと醤油をつけて口に運ぶ。
粋だよね。
なので、そんな真似事をしている。
まぁ、僕は本職ではないので、搾りに来てと言われても行けないけど、自給農を勧めている手前、ワークショップで仕込んだ醤油は、希望があればノコノコ出かけていく。
で、明日山梨まで、醤油麹仕込みと去年仕込んだ醤油を搾りに行くんだけど、それで、たねのがっこうオリジナルの前掛けを作ってみた。
醤油を仕込んだり搾ったりするのにカッコいい前掛けが欲しいと思ってた矢先、岡本商店で作ったらどうかと閃いた。
他のお店の名前が入ってるのも、なんか違うかなと思って。でも、ビンテージものではないわけで、なんだかそこは残念(笑)。
形から入るタイプなんだね、案外僕は。
これで少しは気合い入るかなぁ。
醤油麹仕込み、米糀仕込みは、地域によってまだまだ募集してます。よろしく。
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