医療保護入院
 
2012年、厚生労働省の検討会は、入院が必要な精神疾患の患者を、保護者の同意があれば入院させることができる「医療保護入院」の制度で、保護者が同意しない場合でも医師の判断で入院を可能にするとの見直し案を取りまとめています。
これがどれほど危険なことか、ここを読んできた皆さんになら理解できることでしょう。
名目としては保護者の同意がなければ入院させられないことや、保護者の意向で入院が長期化しやすいなどの問題が指摘されているとのことですが、それが何の意味もないことはおわかりでしょう。
 
「保護者(家族)の同意を不要」ということは、たとえば要介護の家族を「精神病」扱いにすることで、平成の「姥捨て山」のような機能を精神病院は発揮します。
要介護でなくても、「自分の子ども・両親は精神病だ!」と精神保健指定医に吹き込むことで、強制入院させることができる、ということです。
「私はずっと親の面倒を見ようと決めていたのに、法律の強制だからしょうがないんですよ。ご近所さん、ご親戚さん」という言い訳が見事に成立するわけです。
 
発達障害といわれている子どもたちも、「この子、精神病だから」というレッテル貼りだけで、ベルトコンベア式に精神病院送りにできます。
お偉いさんが「あいつ、邪魔」って言ったら、精神科移送サービス(有料)で全員精神病院送りにできてしまうのです。
そこのあなたも、あそこのあなたも(もちろん私など真っ先に)病院送りです。
 
まあ、なんと権力者的で素晴らしい法律なんでしょう。
この法律の要望として、「精神障害者の家族会のほうから、今の医療保護入院は家族の負担が大きすぎるから改正するべきだという要望があり、出てきた話です」というのがありますが、家族会というのはそういう集団なのです。
 
<大笑い! 精神医学より引用>

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