北海道夕張市では2006年の財政破綻。171床あった病床は何と19床に激減。総合病院は無くなり、夕張市にはいくつかの診療所が存在するのみとなってしまった。夕張は住民の約半分が高齢者ゆえに、その分医療を必要とする人が多かった。財政破綻後は、多くの患者が溢れ、適切な医療を受けるパニック状態が予測された。しかし、実際はまったく逆の現象が起こったのだ‼夕張では、癌、心疾患、肺炎の死亡率は、すべて破綻後のほうが低くなったのだ‼夕張では、総合病院が消えたことでプライマリーケアに移行せざるをえなかった。そこで、夕張では、患者の重症度を見てふるい分けし、入院や手術など大きな治療が必要な場合のみ札幌の病院に任せるようにし、プライマリーケアを徹底した。すると、実は入院治療が必要な患者というのは、実は非常に少ないことがわかったのだ‼(以下は動画でご覧ください‼)

そして破綻前に比べて、心疾患、肺炎を原因とする死亡率が減りました。代わりに、増えているのが老衰です。実は、破綻前も老衰の過程を辿っていた方は多くいましたが、プライマリーケアが浸透したことで、老衰という診断が増えたのです。


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