「mRNA・基礎知識」

ネット上では「ワクチン」と言う単語の周辺に「心筋炎、帯状発疹、慢性頭痛、倦怠感、痣、筋肉痛、神経痛、痙攣、不眠症、脱毛、記憶障害、そして死亡」などの単語が多く見られるようになった。これらの単語の後に「因果関係はないらしい」とか「3ヵ月も経っているから」などの表現が続く。

ワクチンの効果が3ヵ月以内って?

この俗説がどこから発信されているのか不明だが、副反応を含めた「ワクチンの効果(作用・反応)」が3ヵ月以内しか継続しないから、それ以後の「肉体的苦痛」はワクチンのせいではないと思い込んでいる節がある。

通常のワクチンであれば、一定数のウィルスを直接体内に送り込み、これを練習台にして免疫システムを強化する。この際ウィルスが増殖しては困るの、ウィルスの本体から遺伝情報を抜き取ってある。従って、これらの「練習台」は免疫の攻撃(練習)によって徐々に総数が減ってゆき、数週間~数か月で効果が消滅する。(遺伝情報も含めて接種するというバカげた方法もある)

しかし今回の「mRNAワクチン」は、ウィルスの本体を注入するものではない。その「設計図=RNA」を注入するのだ。これが細胞内の侵入して「タンパク質製造工場=リボソーム」を占拠する。そしてここで「新型コロナウィルス」の量産を開始することになる。この場合も生産されたウィルスが勝手に増殖しては困るので、遺伝情報は製造されない仕組みになっている(と説明されている)。

遺伝情報を持たないウィルスを「外側だけの存在=上着」という意味の「エンベロープ」などと呼ぶが、今回はこれを「スパイク・タンパク」と呼んでいる。「中身の無い入れ物だけ」である。これを練習台にして免疫力を強化するわけだが、通常のワクチンを違って「生産力」を投与するのだから、生産力が継続する限りスパイク・タンパクが生み出され続ける。この「生産期間」についてはメーカーも厚労省も明言していないが、一定の期間効力を発揮してスパイク・タンパクを生産し続けるが、これが永遠に続くとは考えにくい。事実、メーカーも厚労省も2回目、3回目の接種を国民に要求している。つまり1回目の効力はすでに消失しているのだろうと推測する。

しかし・・・

仮に3ヵ月でmRNAワクチンの生産能力が消失して「スパイク・タンパク」が生産されなくなっても、それまでに生産されたスパイク・タンパクが全身に行き渡っていれば、その「効力」は継続されるだろうし、まして「3ヵ月で消失する」とは誰も言っていない。

繰り返しになるが、ネット上では「ワクチン」と言う単語の周辺に「心筋炎、帯状発疹、慢性頭痛、倦怠感、痣、筋肉痛、神経痛、痙攣、不眠症、脱毛・・・」などの単語が多く見られるようになった。これらは最近では「副反応」と呼ばれているが、医学界の慣例に則って表現するなら「副作用」であり、科学的に表現するなら「ワクチン効果」である。なぜ副作用という言葉が使われずに副反応が代用されることになっているかについて、簡単に説明する。

副作用=薬物の作用のこと。
副反応=人体の反応のこと。

おわかりですか?ワクチンを投与して、その結果都合の悪い症状が出た場合、「それは薬物の作用ではなく、あなたの体の反応です」と説明するために用語をすり替えているだけ。本題に戻ろう。

「心筋炎、帯状発疹、慢性頭痛、倦怠感、痣、筋肉痛、神経痛、痙攣、不眠症、脱毛」または死亡。これらは一般的には「スパイク・タンパク」によって引き起こされている弊害(作用)と考えられているが、話しはそれほど単純ではない。mRNAワクチンの投与によって起きる現象について簡単にまとめておく。

1)このワクチンが投与されることで通常のタンパク質製造業務が阻害されてしまう。人体はタンパク質で構成されており、また人体内の様々な仕事(反応)も全てタンパク質(酵素など)が請け負っているので、「タンパク質の製造」という通常業務の阻害は人体のあらゆる場所、シーンに悪影響を与える。

2)「mRNA」とは遺伝子のことである。遺伝子は塩基と呼ばれる分子が連結した巨大分子だがこれは非常に壊れやすいので、今回のワクチンでは「特殊なカプセル」に入れてある。つまりこの「遺伝子カプセル」が細胞内に注入されることになり、細胞内でカプセルが分解して、中から「mRNA」が出てくるわけだが、この「カプセルの屑」は完全に分解されるわけではなく「ゴミ」として細胞内を浮遊して細胞機能を阻害する。毛細血管に侵入すると血管を詰まらせて脳梗塞や心筋梗塞を引き起こす。

3)細胞内で量産されるスパイク・タンパクだが、一定数の生産が続くと免疫細胞がこれを「外敵」と認識しなくなってしまう。これを「免疫寛容反応」と呼ぶ。つまり彼らは「自分の細胞システムから生まれてきているタンパク質は敵ではない」と、そのように結論するわけだ。そうなると生産されたスパイク・タンパクは破壊されることなく人体のあらゆる領域に拡散してゆく。

この過程においてもあれこれの不都合が発生するが、問題は体の中がスパイク・タンパクで満たされた時、突然のように免疫システムがこれを攻撃し始める可能性があることである。これは人体内で「世界戦争」が始まることを意味する。一般に「アレルギー反応」とはアレルギー誘発物質に対する免疫システムの過剰攻撃によって引き起こされるわけだが、この過剰攻撃が「全身」で起きれば、ご本人はかなり悲惨な経験を強いられることになるだろう。

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「副反応は一週間で終わる」=誰もそんなことは言ってませんよ。
「ワクチンの作用は3ヵ月で終わる」=嘘です。

それでも「打ちたい」と言う方はご自由に!
不都合が起きても文句言わないでくださいね。

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